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〜感情を映し出さない少女は未知の生物に慌てる〜 ページ4

「…それで?君の名前は?」

こてんと首を傾げ、こちらを見てくるので数歩下がりつつもなんとか言葉を喉から捻り出そう…としたとき


「…こんにちわ。貴方達がここで迷った人かな?」

突然話しかけられる。

その声の方向を向くと、不気味な笑顔で笑っている男の人

長身で…怖い。かなり怖い…。

自分の身長が問題なのだろうか…やっぱり、低いみたいだし…

「こんな所で迷うとは。送り届けてあげましょう」

「へ…?」

送り届ける…ってことは…大丈夫だろうか…?


「な、なら…連れていてもらおうかなぁ…」

少しひきつった笑顔で男の人を見上げる湊くんは、瞳の不安な色が隠しきれておらず冷や汗を掻いているようだった

「では、こちらへ。真っ直ぐと。」

…とりあえず、言われた通りにするしかないのだろうか。

まぁ…そうだろう。どうすればよいのかなんて私には分からない。

黙ってついていくしか方法はないのだろう。

個人的に、嫌な予感しかしないのだが。



「…あの、どこへ向かっているんですか?」

「何処へ、とは?」

「だって…出る様子、ないじゃないですか。」

…道しかない。

その事に不安しか感じられないのだ

赤黒い土に、黒い空。

その全てに不安しか感じられず、緊張しすぎてカチコチなのだ

「…もうそろそろか。」

「え…?」

もうそろそろとは、と聞く前に

目の前に現れる狼の様な…ライオンのような…

なんとも言い難いその生物は、何体も湧いてきて

「…っ…!」

全部、目が赤黒い

下にある土と同じで…何時間も経った後の血のようで…

「な、なんだよこいつ…」

湊くんも、焦っている

という事は…知らない…?

じゃあ、どうすれば…!

血なまぐさい息を吐きながらこちらへと今にもとびかかってきそうなその得体のしれない何かに対して…


「…殺れ。今すぐに、だ。」

その人の命令と同時に飛びかかってくる

その瞬間と



キィン…ッ



耳に慣れない金属音が入ってくるのは、同時だった


「間に、あった…!」

〜庵に閉じこもる少女は花びらに触れる〜→←〜感情を映し出さない少女は知らぬ人物に焦る〜



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設定タグ:名前固定オリジナル , 恋愛 , 合作   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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沙奈(綾妹です) - ゆるねのさん» ありがとうございます(*´∇`*) (2018年7月23日 10時) (レス) id: c2ed3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるねの(プロフ) - 沙奈(綾妹です)さん» http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Funuserlov5/こちらの作品が分かりやすく教えてくれますよ……! (2018年7月23日 8時) (レス) id: 9334e66444 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(綾妹です) - cssのやり方がわからないんです!教えてくれませんか? (2018年7月23日 5時) (レス) id: c2ed3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるねの(プロフ) - 武井英太さん» そう考えると物凄い紛らわしい題名ですね…(笑) コメントありがとうございます!見ていられないような事もあるかもしれませんがこれからも読んでほしいです! (2018年4月7日 11時) (レス) id: dbc60930cc (このIDを非表示/違反報告)
武井英太 - この小説の題名を見て三角関係ということを予想した← (2018年4月6日 15時) (レス) id: 9e1dc55563 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるねの×ののん x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月10日 15時

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