気持ちとは裏腹に⑶ (ページ10)

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可愛い彼女ページ10

＿＿＿＿＿ジフンside

俺の彼女は可愛い。そう、とてつもなく。

寄りを戻してからはなんだろう、こう、甘えてくることが増えてあまりにも可愛くて心臓が毎日爆発しそう。

好きとか愛してるよだとか、そういう言葉は前から言ってくれていたけど最近は嫉妬した事とかも伝えてきてくれて、すごく幸せだ。

この前なんかは家に帰ると突然抱き着いてて、さっき事務所で話してた人誰、ジフンは私の事だけ見てればいいでしょ。なんて。

昨日なんかも朝起きて仕事に行こうとしたら離してくれなくて、寂しい、離れたくない。なんて。

「どうしてそんなにも可愛いの？」

「え？」

今も俺の為にご飯を作ってくれているA。

エプロンをつけてキッチンに立つ後ろ姿がどうにも愛おしくて声に出してしまった。

「Aはなんでそんなに可愛いの？」

「可愛いかな？」

「世界一な」

「ありがとう笑」

ジフンが毎日たくさんの愛をくれるからじゃないかな〜？なんて言いながら手を動かすことを再開させる彼女を邪魔にならない程度に後ろから抱きしめる。

「どうしたのジフナ〜？くすぐったいよ笑」

「ん〜好き。大好き」

「私も好きだよ。ジフンよりずーっとね」

「いーや、俺の方が何億倍も好き」

付き合って1ヶ月のカップルがするような会話を30手前、もう何年も付き合っているカップルがしているのはどうかと思うけど、それくらい彼女の事が好きだしずっと一緒にいて欲しいと思ってる。

この世に彼女より可愛い人がいるなんてありえないし、Aが世界で1番可愛くて綺麗で優しくてかっこよくて、愛おしい。

喧嘩なんてしないし、ただ毎日彼女に対する気持ちが大きくなるばかりで幸せだなと感じる。