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ジフンと寄りを戻して早くも半年が経った。
TreasureもPapillonも、前の様ではなくマイペースに曲を作ってカムバして活動して、若かった時のようにハイペースで活動はしていない。
でもジフンはメンバーとの共同生活が楽しくて未だに10人で住んでいて、私たちメンバーはそれぞれの生活を大切にしている。
当たり前のように外に出れない私たちは基本、私の家で過ごすことが多い。
次の日スケジュールがない日は必ず泊まりに来るし、スケジュールがあっても会える時間が出来たら必ず会いに来てくれる彼。
私は出来ることなら一緒に住みたいと思っているけど、それぞれのスケジュールもあるのでそうはいかない。
今日もこの後彼が泊まりに来る予定だ。
「ただいま〜」
「また勝手に入ってきた笑 おかえり!」
「だってせっかく合鍵貰ったんだから使いたいじゃん?同棲してるみたいだし?」
「……そんなこと言うなら一緒に住んでくれたらいいのに」
「え?」
「んーん、なんにもない。ご飯できてるから食べよ」
「??うん」
私がボソッと呟いたものだから彼には全く聞こえてなくて、でも言ってしまうと彼に迷惑がかかるのは分かっているから何も無かったことにする。
「やっぱAの作るご飯は美味しいね!
いつも作ってくれてありがとう」
「ジフンがそうやって喜んでくれるから作るんだよ。こちらこそ美味しそうに食べてくれてありがとね」
「あ〜結婚したらこの生活が毎日続くんだろうな。
俺達の子供とか絶対に可愛いと思わない?
うわ、考えるだけで幸せだ」
「……」
「??なんかあった?今日おかしくない?しんどい?」
「いや、なんでもない!ごめんね?」
「言ってよ」
「え?」
「隠し事されるの嫌なんだけど」
「いや、隠し事ってか…まぁ、うん。
今は言いたくない。ジフンに迷惑かけるし嫌われたくもないし」
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yit高梨アヤメ(プロフ) - オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (9月24日 14時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こな | 作成日時:2023年9月22日 23時