Ep.92「これからもいるけど」 ページ44
『え…………────あ！』
動揺した瞬間だった、手元から銃を奪われた
後ろにいた。
私の1番会いたかった奴に。
「ずっと一緒にいても気づかねぇなんて腕が落ちたなA。」
『じ、次元……！』
ってダメダメダメダメ何安心してんの！
『……私に頼まれたって何？責任転嫁？』
「正式にはお前を乗っ取ってた機械のお前にだ。」
『ぇ……？』
次元の口から聞いたのは誰もが知らない正義感溢れる真実だった。
私の体が消えたあと、次元達は地下の奥に向かってあるものを見つけた。
「クローンチップ製造機だった。
お前の首に埋め込まれたものと一緒だ。
そして、お前のクローンは死ぬ前に製造機を壊してほしいと言った、」
私のクローンの……最後の願い……
「神殿をなんとか残そうとしたが柱に近くて爆発を免れなかった……だから壊した。」
その話を聞き終えた私は……悲しかったし、嬉しかった。
事実を知らずにルパン達に聞く耳を持たずに銃を向けた自分が悲しかった
でも、……みんなを殺しかけた私のクローンの願いを叶えてくれたみんなが嬉しかった。
「……信じられねぇか？仲間のことを」
次元が言った言葉にドキリとした
『仲……間……？』
その言葉はたった一言で私の今までの孤独を解放してくれた。
涙が溢れてきた。
すると次元が近づいて来て……
「ったく、泣き虫だな。大体お前が一緒に来ねぇと今日のお宝はゼロじゃねぇか。」
『ｯｯ……ゼロ、って？』
確かに全部レプリカだけど……
「青衣の少女。」
次元が指を指す……その指先は私で……
「なぁるほどぉ……次元〜。」
「ま、ロマンチックね。」
「うるせぇよ。野次馬共。」
『！』
ギリシャ警察の制服は青。
つまり────
「迎えに来たぜ、青い衣の少女さんよ。」
『ｯｯ〜〜〜〜〜〜〜〜バカぁｯｯ！』
そして私は次元に思いっきり抱きついた。
『次元だ。次元の匂いだ……。』
「なんか、変態みたいだぞ？」
『うんもうこの際、変態でもなんでもいい。
────会いたかった。』
ぎゅーっと抱きしめると頭を撫でられ……
「俺もだ。」
そう耳元で囁かれた。
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(お茶・・)ψ(プロフ) - やっさんさん» 次元の帽子がないと打てないのはシーズン2のお話で言われてましたね。帽子を変えながらこれじゃない、と言う次元は可愛かったです。でもこの話以降は帽子なしだったり、いつもの帽子じゃなくても撃ててたり…ガンマンのプロフェッショナルですよね！ (2021年10月13日 19時) (
レス) id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - (お茶・・)ψさん» ゲッ(・・;。夢主さん、とんだ化物^^;。ところで、作者様、次元大介の帽子の、秘密ご存じでしたか(^_-)。 (2021年10月13日 19時) (レス) @page13 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ハルジオンさん» ありがとうございます！即レスできました笑イタリア編やりたいですね (2020年8月5日 16時) (レス) id: 17236ef510 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - 面白すぎてヤバかったです イタリア編読みたいです (2020年8月5日 16時) (レス) id: fc379a045a (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - 理沙さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！私も出来ることならいまの意識かっ飛ばしてこの世界に行きたいです(危ない世界ではあるのでどんくさい私は即……)なんてことは言わずに、ね、これから続編もあげるのでぜひ！そちらでもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2016年8月27日 16時
