【願い事��】林檎 ページ21
「は？何それ……違うでしょ。
ヘクターが好きなのは強い女。
────Aじゃなくて私でしょ？」
「あぁ、確かに俺は強い女が好きだ。
だから俺はAに惚れた。」
そう言ったバルボッサの言葉を聞いて私を支えるジャックの腕の力が少しだけ強くなった気がした。
「違う。その子は弱い、私は強い！！
私はヘクターに認めてもらうためにずっと訓練してきたんだよ？！」
なのに何でそいつなの……そう怒りと悲しみの混じった声でヘクターと私を睨みつけた
「強さは武力だけじゃない。
それが分からないくせにAを弱いもの扱いするな。」
そう言って彼は手を離した。
そして少女が崩れ落ちるのを見て振り返った。
それが、間違えだったんだ。
「…許さ、な…い！！」
『ヘクターｯｯ────！！』
私が駆け出すよりも早くジャックがヘクターと少女の間に滑り込み彼女の拳を顔で受け止めていた。
支えが突然消えて私はそのまま崩れ落ちそうになった所をヘクターに受け止められた。
「うぅ、中々痛いな。殴られ慣れた俺じゃなかったら危なかったなヘクター。」
「俺としてはそのままポックリと逝ってくれても良かったんだがな。」
「冗談キツイぜ。お前のカッサカサなお肌の恩人だぜ？」
「別に助けてくれとは言ってない。勝手に助けたんだろ。」
「けｯｯ……とりあえず、お前は次の港で降りてもらうからな。」
いつも通りの冗談を言い合って目の前でポカンとしている少女にジャックが言い放ち、
いつの間にか集まってきていた船員に牢に入れるよう命じたジャックはこちらを見てニヤリと笑い
「あんまりお似合いじゃないな…。
嫌になったらいつでも大歓迎だぜA。」
そう言ったジャックにヘクターは私をギュッ抱き寄せ
「悪いが俺はAを手放す気は無い、
それにお前じゃ宝の持ち腐れになるだろう？」
ジャックに見せつけるように私の頬にキスをした。
ジャックは笑顔を引きつらせて、振り返り船長室へと消えていった。
『……本当に、私で、いいの？』
「他に誰かいるか？」
そう言ってニヤリと笑い、彼は私の唇を奪って行った。
私の叶わぬ願いは、いま────
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました！ (11月11日 21時) (
レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか？ (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません！いまみました！！了解でし！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処？というかケガしないようにするかを見たいです！ (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2017年7月19日 17時
