「お前だから�◆弯� ページ14
「悪いが、俺はAに言ったんじゃないぞ
──────お前に言ったんだ。」
「え…な、なんで?
なんで私が船を下りるのよ」
そいつでしょ、と私を指差す女の顔は動揺と怒りを露わにしていた。
「なら、教えてやろうか。
確かに俺は時々、仲間を、部下を利用することはあるが必ず助ける…
───助からない奴は運が悪かっただけ。
が、俺がAを。
自分が惚れてる女を利用するわけがないだろ?」
『ｯ…────』
息が止まった、と同時に目から涙が溢れ出した
驚きと…嬉しさで。
目の前にいるジャックが、あのジャックが私のことを“惚れてる女”って言った。
「は、惚れてる?Aに？」
「あぁ、惚れてる。かなーり前から惚れてた」
それこそ、お前と出会う前からな、と言ったジャックの言葉に女は顔を真っ赤にした。
「…ふざ、けないで………!!なんで、そいつなの
アンタに相応しいのは私でしょ!!???」
突然のことに混乱したのか女はジャックに向かって銃を構えた。
ジャックは素早く私の前に……私を守るようにして立った。
「違うな、
俺が惚れるのは相応しいか相応しくないかじゃない。
────Aだから、惚れたんだ。」
お分かり?、言ったジャックは後ろの私を見て
あのいつもの笑顔で、私にウィンクをした。
その笑顔につられて私も微笑む。
「〜〜〜〜〜ｯｯ!!……いいわ、わかった。
────せいぜい仲良くしないさいよ。」
どうせすぐ離れるわ、と捨て台詞を吐いて女はドアから飛び出していった。
『………。』
「………………モテる男はつらいな。」
残された部屋で、沈黙を破ったのはジャックのその一言で。
私はジャックに抱きついた。
『ありがとう………すごく、嬉しかった。』
「そうか?俺はすごく────恥ずかしかった」
そう言うとジャックは振り返って私を正面から抱き締めてくれた。
『……でも、ジャック。
本当に私なんかでいいの?私……──』
「A、お前なんか、じゃない。」
私の言葉を遮って さっきも言ったろ?、と続けるジャック。
────「お前だから、惚れたってな。」
そう言って、
ジャックは私に優しく甘いキスをした。
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました！ (11月11日 21時) (
レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか？ (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません！いまみました！！了解でし！ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処？というかケガしないようにするかを見たいです！ (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2017年7月19日 17時
