リク「学パロ」 ページ11
朝のホームルーム、私の学校ではとても遅い時間に始まる。
「起立、ビシッ、礼────着席」
『………』
遅い時間に始まる……が、私は今日も間に合わなかった。
さて、このまま帰るもよし、潔く怒られるもよしあるいは────
「A、…何してるんだ?」
『ひょえッッ!!!』
振り向くとそこに居たのは担任である────
『バルボッサ。』
ベシっと頭を叩かれる。
「先生、だ。それで?お前がここにいる理由はなんだ?」
まさか遅刻か、と試すように笑う先生。
生徒指導が大好きでよくヤンチャする生徒が引きずられて行くのを見る。
が、人には欠点というものがあり、、
『先生、これを。』
「………。」
カバンからそっと出したのは林檎。
とびきり赤くて美味しそうにつやってる林檎。
「……黙って席につけ。」
その林檎を受け取りそう呟くとドアを開け入れ、と顎で促すバルボッサ先生。
林檎に目がないことを知ってしまえば、後は持ち歩くだけで全てがスムーズに進む。←
「おはよう。A」
黙って席につくと声をかけてきたのは、隣の席のエリザベス。
超お嬢様で超金持ちである←
『おはよ、』
「今日も林檎?」
『明日もたぶん…』
「まぁ、それで許されるなら問題は無いほうよね。」
『まぁ……』
そう、林檎で許されるだけマシなのだ。
アイツに比べたら────
「───というわけで、このつまらんくだらない何故あるのかわからないホームルームを終わらせ────」
突然ガラッと窓が開く。
「おはようみんな!!俺がいなくて寂しかったか??お、ヘクター聞いてくれよ。今日はちゃんと手に入ったぞお前の大好きなり、ん───」
バンッッ
言い終わる前に先生は窓を強く締めた。
「今日は外に猿がうろついているらしい、窓の鍵はかけておくように。いいな?」
「「は、はい。」」
目が据わってる先生を見て教室が凍りつく。
そう、先生は林檎が好きだが、
ある1人の生徒を見つけるととてもそんなギャップが無いただの凶暴な危険教師になる←
その生徒こそ、クラス一の問題児、
────ジャック・スパロウである。
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(お茶・・)ψ(プロフ) - 雪菜さん» 修正しました! (11月11日 21時) (レス) @page27 id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - すみません、リク『全てあなたのもの』ガプセン見れないみたいなのですが、私の方がおかしかったりするのでしょうか? (10月15日 23時) (レス) id: 5e33687809 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ルークさん» 了解ですれ (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - まるごと林檎。さん» うわ、すみません!いまみました!!了解でし! (2019年3月22日 20時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク - 無痛症の夢主に対してみんながどんなふうに対処?というかケガしないようにするかを見たいです! (2019年3月22日 17時) (レス) id: 73881cdf76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(お茶・・)ψ | 作成日時:2017年7月19日 17時