【カゲプロ】天才声優少女の愛され事情

６　夢主side ページ8

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薄暗い玄関で靴を脱ぎ､
誘導されるがままドアを通る。

「うわぁ…!!」

ドアを開けると､かなりタイプな内装の
まさに“アジト”なリビングが広がっていた。


「どう?気に入った？」
「はいッ!!すっごくカッコいいです！！」
「そ､そうか･･･//」

目を輝かせて､アジトを物色する。
その時､背後からドアを開く音がした。

「カノさーん！Aちゃんは･･･」
「モっモモちゃん!?」

ドアを開け放ち､勢いよくリビングに入って
来たのは、例の大人気アイドル。
如月モモちゃんだった。

「ほら､出ておいでよマリーちゃん！」
「うっうん･･･!!」

よく見るとモモちゃんの背後に
白いモコモコの女の子が隠れていた。
ヒョコッと顔を出したその子は白い髪に
ピンク色の瞳の、まさにゆるふわ系の子だった。


「ほ、本当だ･･･！すっごく可愛い･･･！」
「でしょでしょ!?というか団長さん！
挨拶とか説明とか､もうしたんですか？」

「いや･･･まだ入団が決定した訳でも･･･」
「シンタロー君方式でいっちゃうよ♪」

「えっ!？お兄ちゃん方式って･･･」

と､よくわからない事を話し始めた皆さんを
尻目に､ふわふわちゃんに近寄る。

「はじめまして！」
「えっ･･･は､はじめまして･･･」

モジモジとうつ向いてしまったふわふわちゃん
ニコッと笑いかけると､いきなり後ろから
グイッと腕を引かれた。

「マリーとのおしゃべりはまた後でね！
その前に自己紹介と説明するから^^」

そして猫目さんに促されるがまま､
ソファーに座った長袖さんと猫目さんの間に
腰を下ろした。


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