我々の主役は彼女だ！！

純情とスカート　ton ページ18

今日は大天使と呼ばれる彼とデートの日
付き合って１年は過ぎているからそれなりに
デートもしてきたが、

「あ、足が震えるっ・・・！」

そう、私は今、大変緊張しているのだ
初めてのデートの時以上に。
その原因は今日の服装にあった



昨日、暇な人が大先生しかおらず
仕方なく暇をつぶすために二人で通話をしていたときのこと

鬱『明日の予定は？良かったら遊ばん？』
「明日は同志とデートですわｗｗｗｗ」
鬱『・・・そういえばトンちも明日用事ある言うてたな』
「え？ｗｗ大先生暇なの？ｗｗｗｗ」
鬱『煽りやがって・・・てことはオシャレするんか！』
「あんまりしないー、めんどくさいし」
鬱『女子力の無さよ・・・』
「うるさいな・・・じゃあしてやんよ！」
鬱『おっじゃあスカートで髪巻いてそれなりの化粧していくんやな？』
「おうおう！やってやんよ！」



・・・という、女子力で煽られたきっかけで
普段全く着ないスカートを出して、
自分じゃできないので結衣に髪を巻いてもらい
ついでに化粧もしてあげる！と張り切られたのでお願いした結果

いつもの自分とは全く違っていて、緊張してしまった
結衣はとても似合ってると褒めてくれたが
彼がどう思うかは分からないのだ

待ち合わせ場所に何とかたどり着けば
既に彼は着いていたようで立っていた
・・・覚悟を決めて、彼に近づいた

「ご、ごめん、待たせた、」
ト「おぅ、そんなに待って・・・ない、・・・」

ちらっとトントンを見れば目を見開いて私を見ていた
私は我慢できなくて、俯く
やっぱり、似合わなかったのかななんて思っていたら、

ト「・・・今日何でそんな可愛い格好しとんの」

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