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ベッドに持たれて膝を抱えながら僕は泣いた。
さっきの彼女は、まるでこの間までの僕のようだった。
あの時彼女は僕を手放すことなく僕をわかろうと一生懸命になってくれたのに、僕はまた彼女から逃げるような事をしてしまった。
離れた方が彼女の為。それはそうだと思う。
だけど、結局彼女が本当に望んでいる事を知ろうとしないで、僕の価値観で、彼女と向き合うことなく離れようなんて言ってしまった。
どうして僕はいつもこうなんだろう。
少しづつ自分とは向き合えるようになってきたのに、いつまで経っても大事な人と向き合えない。
向き合って傷つけ合うのが怖かった。
ボロボロになって後戻りできなくなるのが怖かった。
・・・僕を好きなままでいてほしいから、衝突するのを無意識に避けてしまった。
彼女が僕にしてくれたような事が僕にできるかわからないから、彼女の幸せの為だなんて、それっぽい言い訳してた。
彼女が幸せかどうかは僕が決める事じゃなくて、彼女が決める事。
彼女と向き合えない自分はやっぱりまだ変われてないって思ったけど、なんで向き合おうとしないのかを考えれるようになった自分は、ほんの少しだけど変われてる気がした。
結局は、彼女に嫌われるのが怖いんだって思った。
だけど、それで向き合わずにいたって、いつまで経ってもお互い本当の自分を愛することなんてできないんじゃないかって。
たとえ、ボロボロになっても彼女への想いを貫けるくらい強い自分になりたいって。
自分を見失わずに、彼女と少しづつで良いから向き合いたい。
向き合えたその先に、もしかしたら僕が彼女の隣にいなくても。
頼りない優柔不断な僕が、やっと、そんな風に思えた。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
