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「・・・他に好きな人がいるみたいって言ってたけど・・・彼女が言ってたん？」
さっきの岡��くんの言ってた言葉を思い出し尋ねてみると、岡��くんは自分の携帯の写真を見つめながら、僕に言ったわけじゃ無いんですけどと前置きして口を開く。
「何人かで雑談してる時に彼氏作らないのかって聞かれてて・・・そしたら彼女の友達が、まだ忘れられへんの？って・・・なんか、前好きだった人が忘れられないみたいな話してたんで、多分その人の事がまだ好き・・なんちゃうかなって」
岡��くんは何にも知らなくて、ただ単に自分の恋愛話をしてくれただけ。
本来なら私が知るはずもない、麻美さんのその後。
わかってる。
仮に麻美さんが今も斗亜の事を想っていたとしても、斗亜とはもう関係ない環境で麻美さんは麻美さんの毎日を過ごしてる。
それに、こうして麻美さんの事を良いなって思ってる岡��くんがいたりして、あの頃と状況も環境も変わってて。
今更、斗亜と麻美さんがどうこうなるなんて思ってない。
そう言う意味では斗亜の事信じてる。
だけど、何なんだろう。
言い様のないこの感情は、やっぱり私の心をじわじわと重く暗くする。
猜疑心でもない、不安・・・でもない。
・・・嫉妬心が一番近い気がするけど、何に嫉妬するのかわからない。
顔に出ないように一生懸命感情を飲み込んで岡��くんの声に耳を傾ける。
「忘れられない人が居るのに、次なんて考えれないと思うんで・・・ちょっとづつ距離縮めれたらなぁ・・・とは、思うんすけどね」
「そっか・・・岡��くんの優しい気持ち・・・届くといいなぁ。・・・プレゼント喜んでくれたら良いね？」
そう言って不自然にならないように笑顔を向けると岡��くんも緩く笑ってくれた。
「週明けの月曜が誕生日で、今日買いに行かないと間に合わなかったから、谷口さんに相談して良かったです」
今日は金曜だけど、土日は終日バイトに入ってくれてる岡��くんが買い物に行けるのは、今日のバイト上がりしか時間が無かったらしい。
とはいえ、上り時間も早いわけじゃ無いから、ここから近くてヘアアクセが置いてあるお店を教えてあげると岡��くんは物凄く喜んでくれた。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
