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「えぇー・・・私は何でも嬉しいけど。・・・・誰にあげるん？」
「学校の友達なんですけど・・・友達に貰って嬉しいもんって何やろうって。・・・女の子にプレゼントとか、あんまあげた事無いんで全然わからんくて」
頑張ってナフキンを鶴に折りながら、少しはにかんだ顔で話す岡��くんを可愛いなって思いながら彼の質問の答えを私も一生懸命考える。
「うーん・・・私が男友達に貰った物やと・・・ハンドクリームとか、可愛いお菓子とか？あって困らへん物とか貰ったら嬉しいかな？・・・・あ、これも貰った物やけど、もう2年くらい使ってる」
そう言って髪をまとめてるヘアクリップを指差した。
斗亜が初めて私にくれたプレゼント。
「あー・・それ良いですね。・・・そんなん女の子やったらいっぱいあっても使ってくれそうですよね？」
「私はこれ、お気に入りでずっと使ってるし、その子の好きそうな系統のクリップとか選んであげたら喜んで使ってくれると思うねんけどなぁ？」
「それ、友達から貰ったんですか？・・・谷口さんに似合ってますね」
似合ってるって言われて２年前の斗亜を思い出す。
貰ったその場で着けた時「めっちゃ可愛い。似合ってる」って、凄く嬉しそうな顔を見せてくれた。
「似合ってる？・・・これくれた子も、一生懸命選んでくれてプレゼントしてくれたから・・・貰って凄い嬉しかった」
やし、岡��くんが一生懸命選んでくれたプレゼントやったら、その子も嬉しいんちゃうかな？
そう言うと「・・・そうなんかな。・・・そうやったら良いんですけど」って少し自信なさげな返事が返ってきた。
岡��くんは爽やかな美少年って感じで、性格も姉妹に囲まれた中間子って言ってたからか優しくおっとりしていて品がある子。
こんな子に好かれたら誰でも好きになりそうだなって思った。
「岡��くんは、その子が好きなん？」
ただの女友達だったら、こんな相談とかしない気がして、もしかしたらその子は岡��くんの特別な子なのかなと思い聞いてみる。
「んー・・・気になるって感じです。・・・その子他に好きな人いそうなんで」
「そっか・・・でも、プレゼントあげようって思うって事は、結構近い距離感の子やんね？
仲良い子にプレゼント貰って嫌な子はいないと思うよ？」
岡��くんの好きな子の事を何も知らないし断定するようなことは言えないけど、友達から誕生日を祝ってもらって嫌な人はいないと思う。
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あお(プロフ) - まなみさん» めちゃくちゃ嬉しいです！気持ちがコロコロ揺れ動く斗亜くんですが、最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです！ありがとうございます。 (9月19日 21時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - このお話が大好きで前作からまとめ読みを数回繰り返しています、、、！更新楽しみにしています！ (9月16日 19時) (レス) id: 5166b5aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年7月27日 13時
