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濡らしたタオルを持って部屋に戻ると、麻美は目がトロンとしてて眠そうだった。
意識ははっきりしていても、身体はアルコールが回って酔っているからボーっとしているんだろう。
麻美の横に座り、濡らしたタオルをそっと麻美の目元に当てると「・・・気持ちいい」って呟いて、さっきみたいにシャツを掴んできた。
「・・・直ぐ寝そう・・・寝るまでいてくれる？」
「・・・良いよ。・・おやすみ」
シャツを掴んでた手がゆっくり離れ、タオルで見えてないけどなんとなく何かを探すような動きをしていたので麻美の手をゆっくり掴んで握ると、麻美の口元が少し上がって嬉しそうだったから、そのまま手を重ねて握りしめたまま僕も麻美の隣の布団に寝転んだ。
数分して、そろそろ寝たかなと思い繋いでた手をそっと開いて離そうとしたら、繋ぐ麻美の手に力が入った。
「・・・寝れへんの？」って小さい声で聞くと、目元のタオルを繋いてない方の手で取って「眠かったんやけど・・・目・・覚めたみたい」って笑った。
「そっか・・気持ち悪くない？何か飲む？」そう言って起き上がって自然に麻美の手を離すと「ん・・水飲みたい」って返ってきたから、机の上にあったペットボトルの水のキャップを捻り、上半身を起こした麻美に渡す。
ありがとって受け取って口に運ぶのを見ながら隣に腰掛け「・・・寝れんのやったらみんなのとこ行く？」って聞くと「みんなと騒ぐほどの体力ないし・・こっちでゆっくりする」って返ってくる。
正直言うと麻美と二人で部屋にいるのはかなり気まずくてみんなのとこに行こうかと思うけど、麻美一人置いていくのも気が引ける。
「・・・私と二人でいるん気まずいんやろ？」って、麻美が聞いてきたから「・・うん。・・嫌とかじゃないけど・・・正直恥ずかしいし気まずい」と、頭を掻きながら正直に返すと「斗亜はやっぱり正直やなぁ」そう言いながら麻美が小さく笑う。
「いいよ。・・・私ゆっくりしてるし、斗亜、みんなのとこ行っといでよ？」って言われて、少し迷ったけど「・・・こっちいるわ。・・・一人嫌やろ？」って返して、さっき寝転んでた布団に再度横になる。
そんな僕を黙って見てる麻美の視線が余計気まずくなって、麻美と反対の方を向いて携帯を触る。
「・・・気使わんでええよ？」って声が後ろから聞こえて「・・・気使ってへんけど、なんか恥ずいだけやし放っといて」って返事をした。
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
