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「・・・・どうしたん？」
不安そうな声で斗亜が訊ねるから、慌てて今考えてた事を隠すかのように「んーん。斗亜の心配して・・・」って返してたけど、斗亜の顔を見て、思わず言葉を失った。
「・・・斗亜？・・・何で泣いてんの？」
思わず、おいでって手招きをして、テーブルを挟んで向かい合う斗亜を呼ぶ。
呼ぶけど斗亜はこっちに来なく、口を小さくへの字にして首を横に振る。
・・・心なしか斗亜の顔が幼く見えて、立ち上がって斗亜の方へ移動する。
斗亜の隣に座っても斗亜はこっちを見ようともしなく、何が何だかわからなくて、俯いて小さくなってる斗亜を抱きしめながら「どうしたん？」って優しく聞くと「さっき、めっちゃ怖い顔してた。・・・俺の事嫌いになったん？」って脈絡も情緒もよくわからない返事が返ってくる。
「・・・いきなりどうしたん？・・嫌いになんかなってないよ？」
思わず小さい子に言うような口調で話しかけると斗亜は首を左右に振って「怖い顔して怒ってた。・・・俺がしょうもない人間で最低な奴やし嫌になったん？」
斗亜の口から出てくる言葉を聞いて、ちょっと斗亜の様子ががおかしいと感じる。
「斗亜どうしたん？・・心配せんでも好きやで？・・・何かあったん？」
ゆっくり言い聞かすように伝えるけど、斗亜はただ首を横に振るだけで返事をしない。
「斗亜？落ち着いて聞いて？・・・今、なんか不安になる事があるん？・・・もしなんかあっても、私は斗亜の事好きやで？・・・やから、なんかしんどい事あるんやったら・・・言うて良いんやで？」
抱きしめながら背中をゆっくりさすっていると、俯いていた斗亜がゆっくり顔を上げるけど、やっぱり泣いたままで、こんな斗亜は見た事がない。
何か言いたそうな顔をしてはいるけど、無理に聞き出して刺激するのも怖くて、ただ斗亜の背中をゆっくりさするしかなかった。
「・・・俺今・・・自分が怖い」
「・・・うん」
「何かわからへんけど、すごい不安な気分になる」
「・・・うん」
「さっきまで何ともなかったのに・・・急に怖くなって不安なって・・・気持ち悪い・・」
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あお(プロフ) - 莉愛さん» コメント気付かずごめんなさい！申し訳ありませんが、全作品固定氏名で書かせていただいてます、、、。ので、名前変換はできないようになってます。それでも良ければこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2月12日 0時) (
レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されなくなってしまいました😿直していただけたら嬉しいです (1月28日 0時) (レス) @page45 id: a7af77c404 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 高梨アヤメさん» アヤメさん。。。うっかりしてました。ありがとうございます。 (6月15日 20時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月15日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年6月14日 10時
