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慌てて抵抗するも全然敵うわけもなく「待って！・・ほんま・・・ちょっ・・・言う！言うから」
斗亜から逃げようと必死にそう言うと、ピタッと止まって「最初から素直に言うたらええのに」って言いながら、そっと両手で私の頬を包んだ。
お互いの顔が薄っすら見えるくらいの薄暗い寝室で、ジッと見つめ合いながら小さく口を開く。
「斗亜がな？・・・急に大人になり過ぎて・・・ついていけへんくて・・・」
「・・・うん」
「拗ねてたって言うか・・・・なんか・・寂しいなって」
「・・うん」
取り留めない感情を言葉にするのは難しくて、途切れ途切れになる私の言葉を、斗亜はゆっくり頷いて聞いてくれる。
「でも、どうにかして・・とか・・そんなんじゃなくて・・・そのままの・・今の斗亜で全然良くて・・・・」
一生懸命考えて話してるのに、いつの間にか斗亜の手が私の服の中に侵入してて、焦らすように身体を触ってくる。
「・・・・・聞いてる？」
「うん、ちゃんと聞いてんで？・・それで？」
私の質問にしれっと返事して続きを促すけど、むず痒い薄い快感がジワジワと支配し始めて、意識が段々と斗亜の指先に向いてしまう。
「だから、今の斗亜と・・もっと話したり・・一緒に過ごす時間が・・欲しかったり・・するんやけど、朝から夜まで仕事忙しいし・・・・んっ」
聞いてると言いながらいろんな箇所を刺激してきて、終いには話してるのに私の言葉を遮るように唇を塞いでくるから会話にならなくなった。
「ちょっ・・・待って？」
「待たへんよ。・・・要は構って欲しかったんやろ？・・放ってばっかでごめんな？」
今からめっちゃ構うから
そう聞こえて思わず「・・そうじゃない！」って返すけど、もう斗亜には聞こえてないのか「せやんな？・・２カ月離れてて、やっとまた一緒に暮らしてんのに構ってくれへんかったら余計寂しいやんな？・・寂しい思いさせてごめんな？・・・好きやで？」なんて信じられないようなセリフが斗亜から聞こえて驚いたけど、そういえば斗亜が良い感じに酔ってる事を思い出した。
不器用で照れ屋な斗亜がシラフの時にこんな事なかなか言わないって思うと、なんとなく嬉しい気分になる。
そんな斗亜につられるように「・・・・そうかも。・・うん。・・プロポーズしてくれたのに忙しくて全然構ってくれへんから・・・・斗亜に甘えたかったんかも。・・私の為に頑張ってくれてんのに・・拗ねてごめんね？」
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あお(プロフ) - ムカイさん» 読みたいって言ってもらえて嬉しいです！エピソード的な話を書いているのでまた読んでもらえると嬉しいです！ (2月29日 11時) (
レス) id: 7bac3fb1cc (このIDを非表示/違反報告)
ムカイ - この先のお話が読みたいです！！！ (2月26日 12時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - ルーターさん» 感想ありがとうございます！次のエピソードも読んでもらえたら嬉しいです！ (1月19日 23時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
ルーター - 続きを楽しみにしてます！頑張ってください！！ (1月9日 23時) (レス) id: 5e364bf0e0 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - monaさん» 続きが読みたいって思ってもらえて嬉しいです。もっといろんな作品を作っていくのでまた読んでもらえたら嬉しいです！ (12月6日 13時) (レス) id: 8b0beef4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2023年10月11日 16時
