糖分27% ページ27
.引き続き、蜜璃ちゃんサイドです!
慌てて方向を変えようとしたけど、時すでに遅し。
ばっちり2人を目撃してしまったAちゃん。
『…え…』
な、な、何やっているの!?不死川さん!?
あなた潜入任務してるんじゃなかったの!?
あ、でも…
私はその任務の内容を思い出す。
それは、鬼殺隊の中で少し噂になっていた。
____港で有名な魔性の女ってしってるか?
____あぁ、色んな男吸い寄せるって女だろ?
____でもその男がどんどんと不自然に死んでいくんだよ
____鬼なんじゃないかって警戒されてたんだけどよ…
____その鬼の所に潜入任務に行くのが、不死川さんなんだよ…
伊「お前がまさかそっち系の潜入任務に行くとはな。」
実「親方様に言われちゃしょうがねェだろうがよォ…つか、そっち系じゃねェ…」
宇「まぁ、そっち系と呼ぶには甘いかもな。派手に女に媚び売って情報集めて、その情報次第で派手に首を斬りゃいいんだろ?」
実「まァな」
宇「にしても、祭りの神である俺でもなく、顔だけはいい冨岡でも無く、お前ってところが派手に傑作だぜ…」
伊「その“魔性の女”は野蛮な男が好きらしいぞ。」
実「…」
.
きっとその任務なんだわ!
けど、こんな所を見たらAちゃん勘違いしちゃう…
私が説明してあげられたらいいんだけど、不死川さんはAちゃんに鬼殺隊の事を隠している見たいだし…
どうしよう!!
とりあえずAちゃんの手を引いて、不死川さん達とは逆方向に進む。
蜜「え、えっと…きっと不死川さんにも理由があるのよ!だって…」
Aちゃんの事を嫌いになる人なんて、誰もいないわ。
そう言おうとしたのに、私の口からは言葉が出てこなかった。
Aちゃんが泣いていたから。
綺麗な瞳を濡らして、その大きな目から溢れ出した雫がポロポロと落ちる。
『な、泣いてないですよ…?全然、泣いてないですから…!』
その言葉と反比例するように、涙は溢れてきて。
蜜「…我慢しなくていいわ!」
私は、そう強く言って、そしてAちゃんを抱きしめた。
『…ごめんなさい…!』
そう言って肩を震わせるAちゃん。
まるで正反対の2人だから、恋仲だ、と聞いた時は本当かしら?と思っていた。
.
だけど分かった。
.
Aちゃんは不死川さんの事が本当に大好きなんだわ。
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ロロ天Runa - ヤバッ、、、!最高ですね、はい、更新がんばってくださいね!!応援してます!! (2021年3月8日 20時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - なしなつさん» 私も実弥さん最推しです!! (2019年10月31日 20時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - ハァァァァ尊い…!!不死川好きだわぁ… (2019年10月31日 20時) (レス) id: 737edd5ad9 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!好きだと言っていただけて、嬉しいです! (2019年10月24日 0時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
月 - この作品が好きです。頑張ってください! (2019年10月23日 22時) (レス) id: 72108a1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurirol0305 | 作成日時:2019年9月29日 23時