第49話 ページ9
はあはあと息を上げているA。
何回かやってみたもののまるで当たらない。
(こ、こんなに手裏剣当てるの難しかったっけ？？？嘘だろ…………)
ショックのあまりAは地面に手をついた。
「いやはや、こんなに下手くそだとは思わなかったぞ………………」
見かねた仙蔵はAの傍に寄り、肩に手を置いた。
「悪い事は言わん、今からでも遅くない、
学園長に止めてもらうように言ったらどうだ
お前では無理だ」
仙蔵の厳しい言葉に対し伊作が庇った。
「そんな厳しい事言わなくたっていいじゃないか、初めてなんだし、そもそも護衛を兼ねてるんだから、止めれるわけないじゃないか」
「しかしな、下手くそな奴をこのまま参加させたら、更にめんどくさいことになるぞ
忍者の練習はけして甘くない、いずれ怪我するに決まってるだろう」
仙蔵と伊作が口論してるのを見つつ、留三郎はAに声をかけた。
「おい、大丈夫か？A？
あんな言葉気にする必要なんかねーよ」
「……………………なめやがって」
Aが何かを言った。
「すまん、聞き取れなかった
何て？」
伊作と、仙蔵も振り返り、耳を傾けた。
Aは立ちあがった。
「さっきから黙って聞いてりゃ下手くそだの
なんだの……………………！！
下手くそなのは認める、じゃあ、
今から練習して百発百中的に当てれば問題ないな！！！！！！」
(いや、そういう問題じゃ………………！)
「まぁ、いいだろう、
今日の夕方までに10回中10回当てればとりあえずは保留にしといてやる」
「仙蔵………………！！
条件キツすぎない……！？！？
せめて8回とか…………」
伊作は抗議したが、留三郎が止めた。
「Aが百発百中って言ったんだ
そうするしかないだろ」
(今から夕方まで数刻しかねえ…………
正直難しいとは思う、けど、Aなら何とか出来るんじゃないかって不思議と思うんだ)
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メクルクル(プロフ) - ひろくんさん» コメントありがとうございます、 泣いてくださるなんてこちらこそ嬉しさで泣いてしまいます…… (2021年1月6日 19時) (
レス) id: f8b718fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ひろくん(プロフ) - とても好きです。読み返す度に泣いてます…涙なしには見れない奴ですよ…とても好きです… (2021年1月5日 12時) (レス) id: 0df5293f1e (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 華さん» 催促とコメントありがとうございます、細々とですが更新はしていくつもりです！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: f8b718fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 早く続きがみたいです！楽しみにしてます！ (2020年3月29日 1時) (レス) id: 5089320bde (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メクルクル | 作成日時：2019年4月26日 23時
