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第10話留三郎が小さくなりましたその八 ページ12

放課後の後、Aは用具倉庫を訪れた。

「……ということで、留三郎が小学一年生くらいに小さくなりました」

Aは後輩の前で説明する。

「それは、困りましたね……
今食満先輩はどこにいらっしゃるんですか?」

「今、自宅で待ってもらってるとこ
留三郎の両親に見られるわけにはいかない
から、今すぐ帰って私の家に泊まらせようかなって思ってる
いつもの勉強会で泊まるって言えば、不審
がられないしね」

ちなみにAの両親は現在出張中で、今晩
帰ってくる予定はないので、留三郎を泊めても大丈夫である。

中学3年の富松作兵衛は伊作による実験台で
色んな事が度々起きているので、慣れているが、一方今年転入してきた浜守一郎は何の事
か分かってないようだ。

「えっ、LINEで届いたメッセージってあれ
ドッキリとかじゃないんですか!?!」

「守一郎、困惑するだろうけど、これが現実
なんだ、はい、証拠写真」

Aは守一郎にスマホで撮った写真を
見せた。

「うわ……食満先輩をちっちゃくしたような子が映ってる……
日付けも今日だし、ほんとなんすね……」

「じゃ、もう時間ないし作兵衛、後よろしくね」

Aは委員会を作兵衛達に任せて帰ろうと
すると、作兵衛に呼び止められた。

「は、はい!任せて下さい!!
後、何か他にも手伝える事ってありますか?」

作兵衛に聞かれたAは少し考えて、ある事を思い出した。

「あーそういえば、もし元に戻った時のこと
考えてなかったや、作兵衛、悪いけど、
成人男性用の服とか買ってきてくれないかな
お金は……後で立て替えるから」

「はい、食満先輩用の服ですね
委員会もあるので、多分夜になりますが……」

Aはありがとうと礼を言って作兵衛の頭を少し撫でて、帰った。

(もう15歳に近いのに頭撫でられるのは恥ずかしいなあ……嫌っていうわけじゃないんだけど、何かこう絶対男として見られてないよな、俺…………)

作兵衛は撫でてもらった箇所をさすりながら、赤面した。

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竹林寺(プロフ) - メクルクルさん» いえいえ!こんなに面白い作品にコメントしないほうがおかしいですよ!!更新楽しみにしてます! (2019年9月15日 9時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 面白いです! (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 竹林寺さん» 竹林寺さんコメントありがとうございます!!!めったにコメント来ることがないのでとてもうれしいです( ;∀;) (2019年8月10日 0時) (レス) id: 77734c536d (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 最高です(鼻血) (2019年8月10日 0時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メクルクル | 作成日時:2019年4月19日 3時

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