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第9話留三郎が小さくなりましたその七 ページ11

Aは何とかチャイムが鳴る前にクラスに滑りこんだ。

(ふう…………5分前には着けた、そもそも午前中は休んじゃったけど、まあいいか)

Aは席に着くと、隣の席の文次郎が
遅かったなと声をかけてきた。

「………LINE送ったの見てないの」

「いつもの事だろうから見てなかったすまん
今回は何だ?」

Aは話そうと思ったが、先生が扉を開けて入ってきた為、「後で」と言った。


放課後、A組に集まり状況説明をすることになった……が、興味なさそうである。

「通りで朝から留三郎に突っかかられないと
思ったら、そんな事になってたのか」

留三郎と文次郎は昔から犬猿の仲であり、
いつも喧嘩している。

「伊作も見かけていないから、犯人は伊作だとして…………また、海外に飛んでいるのかあいつは」

困ったものだなと仙蔵が言った。

「ふーーーん、で?説明終わり?」
あらかた説明を終えると小平太が聞いてきた。

「うん、これでもう話す事はないと思うけど」

「……それじゃあ、私帰る!!!」

小平太が帰ろうとするのを見て、残りの3人も顔を見あわせ、帰りの支度を始めた。

「ちょちょ、ちょっと待て!!!
何も手伝わないつもりか!!!」

「手伝うと言ってもな…………
我々が行ったところで留三郎が混乱するだけではないか?」

仙蔵に痛いところを突かれAはうっと
黙った。

「それは確かに……誤魔化すの面倒くさいけど……」

「なら、Aが面倒見るのが相応しいと私は思うぞ
年下の下級生の面倒見るの上手いだろう」

残りの3人もうんうんと頷くので、Aはしょうがなく留三郎の面倒を自分一人でやる事にした。

(まぁ、こうなるの分かってたさ…………)

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竹林寺(プロフ) - メクルクルさん» いえいえ!こんなに面白い作品にコメントしないほうがおかしいですよ!!更新楽しみにしてます! (2019年9月15日 9時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 面白いです! (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 竹林寺さん» 竹林寺さんコメントありがとうございます!!!めったにコメント来ることがないのでとてもうれしいです( ;∀;) (2019年8月10日 0時) (レス) id: 77734c536d (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 最高です(鼻血) (2019年8月10日 0時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メクルクル | 作成日時:2019年4月19日 3時

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