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第27話プレゼントその六 ページ29

「それにしてもA先輩って時々優しいよな」

基本的に対応が冷たいAだがふいに優しくする傾向がある。

「あ、俺こないだお菓子ない〜って嘆いてたら飴くれたよ」

大阪のおばちゃんかと三郎は心の中で呟いた。

「とはいえ、誰にでも厳しい…てわけでもなさそうだけどな…」

はは、と八左ヱ門はちらっと雷蔵を見る。

「もしかして…皆先輩の事好きになってなんかしてないよね……?」

雷蔵は同担拒否と言わんばかりに4人を睨む。

「ぜ、全然ないって!だから睨むのやめて、雷蔵!」


「良かった〜〜!!皆がそう言ってくれてほんと良かったよ」

三郎はもし正反対の事を言っていたらどうなっていただろうか…とふと思った。


ちょうどAが料理を運んできたので雷蔵の意識はそっちに向き、それ以上追及される事はなかった。

「あ、先輩、例のあれやってくれますよね?」

雷蔵は既にこの店のサービスを知っているらしい。

やりたくもないが頼まれた以上答えねばならない。

「ラブラブキュンキュン…おいしくなーれー」

(棒読みだ…)

やる気が下がるらしく声はノッていないが、ちゃんとハートマークと笑顔は作っている。


「ぐはあああああ!!!」

突然雷蔵が胸を抑え苦しんだ。

「ら、雷蔵!!しっかりしろおおおおお!!!」

「……幸せすぎて昇天しちゃいそう……可愛い…
先輩が介抱してくれたら楽になりそうなんだけどなあ−!」チラッ


しかし、その戦法はAには効かずまたもや奥へと引っ込んでしまった。

「ダメかあ…」

「雷蔵、あの人には効かないだろう…、無理だと思うぞ…」

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竹林寺(プロフ) - メクルクルさん» いえいえ!こんなに面白い作品にコメントしないほうがおかしいですよ!!更新楽しみにしてます! (2019年9月15日 9時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 面白いです! (2019年8月21日 18時) (レス) id: 783e5088c8 (このIDを非表示/違反報告)
メクルクル(プロフ) - 竹林寺さん» 竹林寺さんコメントありがとうございます!!!めったにコメント来ることがないのでとてもうれしいです( ;∀;) (2019年8月10日 0時) (レス) id: 77734c536d (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 最高です(鼻血) (2019年8月10日 0時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メクルクル | 作成日時:2019年4月19日 3時

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