【短編集の様な】ネタ帳 (ページ5)

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「トルコ(オスマン)先生！」
「はぁい？」

「ドイツ(グル)先生！」
「なんだ？」

「お菓子のご用意ができました！」

ドアがギィっと鈍い音を出し開く。

ドアを開けたのは、すっかり仕事で疲れ、脳が糖分を欲しがる頃合いの赤である。

「あれ？ソヴィエト(トントン)先生も一緒に食べます？」

「ああ、是非。」

庭に置かれたテーブルを四人で囲めば、そこだけが切り取られたかのように談笑する。

真ん中に置かれたケーキ、手元に置かれた紅茶。

真上には満天の星空。

「最近お国の様子はどうなのでしょう？」

「内戦が多いな。近々落ち着くとは思うけれど。」
「うちは特になにもなく平和や、つまんない」
「他国との貿易が辛いわ、というか大臣を変えたい」

それぞれ違った雰囲気で自国を語る。

「私ですか？そろそろフランス(鬱)先生らへんを潰したいですね」

なんて冗談を交えつつ、金曜の夜は更けていく。

金曜日、三強国家とAの御茶会議。