【短編集の様な】ネタ帳 (ページ3)

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敵国と自国と閉鎖国家 (wrwrd) ページ3

「珍しいですね、貴方がこうしてパーティに参加するなんて。」
「そう言うのなら貴君の方が珍しいのでは？」

まるでお互いの声以外聞こえないかのように騒がしいパーティの１テーブルで話す総統二人。
まるで同盟国であるかのように談笑しているが、全くそんなことはない。

敵国同士である。

この二人の総統は護衛すら一人づつしかいない。
それも第一外交官、書記長幹部という二人で。
だが、警戒心が低すぎると言えば睨みをきかされるのは当然のこと。

それにこの二つの国は閉鎖的な国家だと名の知れている国同士。

きっとこの場面を見るものはどうして総統同士で談話している理由すらわからないのだろう。

総統同士が個人的な関係を持っているのか？否、持っていない。

腹の探り合いか？否、そんな小さいものではない。

それもそのはず。

なんて言ったてこの二人でこの世界を支配しようなんて話していることを知らないのだから。

この二国が固い、固い絆で繋がっているなんて、誰も知らないのだから。

独裁国家の野望の話。
Aさんが総統です。女性設定で書こうと思います。