Can you keep it secret? 4 (ページ10)

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私が自分の紫耀への気持ちに気づいたのは、
小4の自然教室の日。

そこからはずっと片想いで、
2人の関係は友達のまま中2になった。

でも、周りに少しずつカップルができ始めて…

いっそのこと、私から告白しようかな、
やっぱり紫耀にとって、私はただの幼なじみなのかな…
今の関係が終わってしまったらどうしよう

なんて考えていた矢先の告白。

平「やっぱこういうの、ちゃん言葉にした方がいいかなーって思ってさ。

俺、ずっとAのこと、世界でいっちばん好きなんだけど
ちゃんと伝わってる？

これからも俺の1番近くにいて欲しいし、
俺にAのこと守らせて欲しい」

明日から、手繋いで登校するのかな？

遊園地行きたいな、もしかして初デート？

あ、その前にお母さんに報告した方がいいかな…

どうしよう、今から会う人皆に報告したいぐらい嬉しくて、ニヤニヤが止まらない！

嬉しくて、幸せで、周りの反応なんて考えていなかった。

きっと、それは紫耀も同じで…

『ねぇ、紫耀くんと付き合ったって本当？』

『どういうつもり？紫耀くんは皆のでしょ？』

『皆見てるだけで我慢してるの』

『何1人で抜け駆けしてんの？』

『自分だけ特別だとでも思ってんの？』

突如浴びせられた罵声

始まったいじめ

「やめてっ…」

「やめてよ…」

「許して…」

お母さんは昇進のかかった大事な時期で、助けなんて求められなかった

担任の先生は女の先生で、
まぁ、仕方ないよね…平野くんだもん。と、同情の目を向けるだけで、結局何もしてくれなかった

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