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気づけばもう丘の下まできていた。
おにぎりには草がついていた。それを手に取り、もう食べれないか、と呟くと泣きそうになった。
「あれ、何やってるの?」
前にたっていた人に声をかけられる。
『誰ですか?』
今にも涙が出そうだ。
おにぎりが食べられなくなった上に知らない人に声をかけられるなんて。
「俺は神威。春雨第七師団の団長だヨ」
『A....です』
いきなり、春雨、とか、団長、とかイメージすると頭の中でごっちゃになる言葉が多く並べられている。
もし本当に団長なら、どうしてこんなところにいるのだろう。
「A....。
いい名前だね。」
『あの、団長さんがなんでこんなところに....』
「今日はいい天気じゃん。ピクニックでもしようとおもって。」
私とこの団長は同じことを考えていたのか、と残念な気がした。
『そ、そうなんですね。じゃあ私は帰りますので』
「え、どうして?」
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作者名:ちえり | 作成日時:2017年4月12日 18時