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『もってきたよ、ご飯。』
おにぎりとミルクを差し出すと喜んで猫はうけとってくれた。
にゃ〜と鳴きながらご飯をたべていた。
『ゆっくり食べてね』
そういい、その場を立ち去る。
時計を見れば時間はもう12時を指しており、お昼時だ。
『そういやおにぎり一つ持ってるや』
家から持ってきたおにぎりを見ると、無性に食べたくなってしまう。
今日はよく晴れている。ピクニックをするにも最適かもしれない
『近くの丘にでも行こうかな』
物事を決めてから実行するのに時間はかからない。
そうと決めれば丘までスキップしたり、回ったり、といろいろな走り方で丘まで向かった。
『あれ、誰もいないじゃん』
丘一面を見渡しても今日は人はいない。
これは最高だ。
おにぎりからラップをはずしいただきます、と手を合わせる。
おにぎりは膝の上に置いてある。だが手をあわせてた後、気づけばおにぎりの姿はない。
『え?』
前を見ると、おにぎりは坂道を転がっていく。
『ああ待って!私のおにぎりぃぃぃ!』
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作者名:ちえり | 作成日時:2017年4月12日 18時