【文スト】双黒の育て方。

最悪な相性の教え方 ページ42

｢Aさんが風邪で寝込んでいるらしい。

なので、
お前があの唐変木らの面倒を見てこい、敦｣




社に来てみれば上司である国木田にそう告げられる後輩敦。早速絶叫が朝の社に響き渡る。







｢僕が何故！？
Aさんなら所属するマフィアがもう人手を出しているのでは！｣








｢お前と芥川が揃って、あの二人との顔合わせ序でに面倒を見てこいと社長とポートマフィア首領からの仕事だ｣








あんまりだ。

死に行けと命令されているようなものだ。

どうせ拒否権なんて僕には無い。










｢既に僕は彼等の被害に遭いかけた！死にたくありませんッ｣



｢”芥川と揃って”会っては”無い”だろ。見張りも双方から数名出されるから安心しろ｣



｢僕は辞退しますそんな危険な仕事出来ません｣



｢今迄の仕事に安全な仕事無かっただろ｣








｢芥川も同じ対応していたらしい｣窓から逃げようとした敦の服を掴む鏡花が云う。



芥川、今ならお前の気持ちが理解できる。寧ろ共感の嵐だ。虎に誓って云える。








｢頑張ったら、良いこと在る｣




｢そうだ。良いこときっと在るぞ｣













然しこの現場、社に味方なんて居ない。














｢良いことって何ですかぁぁぁぁあ！｣

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