【文スト】双黒の育て方。

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｢ほぉら全て吐きなよ。情けないねぇ｣








ばんっばんっ、ばんっ






＿＿＿ 容赦無い。

と思いました。









トイレに駆け込んだ中也君は只今太宰君に背中を叩かれながら戻しています。かなり強めの叩きです。




……幾分か落ち着き、太宰君が中也君を肩へ担ぎながら戻ってきました。








｢う”え”ぇ…あんなもん飲まなきゃ良かった｣







『……何飲んだの中也君』



｢……｣








｢A宛の飲み物を飲んだら薬の作用が働いて此れになった｣



｢……おい太宰、桶｣







｢思う存分吐きな｣と顔色が悪い中也君は太宰君が渡した黒袋付きの桶にまた戻します。




忌々しく太宰君を睨む中也君。
最早獣の目です。









｢くっ……そ…手前の長ぇ足折ってやる……｣








また戻します。




彼を横目に太宰君は冷えた眼差しを閉じて腕を組んで云います。








｢手を出そうとしたのだから先程の蹴りは妥当だよ｣



『…因みに差出人は』



｢梶井｣







あの檸檬頭でした。

近いうちに締め上げておこうと決心した貴方は訊きます。







『何の作用？
返答次第では処罰内容を重くしよう』



｢…興奮作用。継続して12時間は中也が暴走する危険性がある。しかも効果は周期的でピークの中也がさっきのあれ｣











はいもう半殺しは確定です。

カレンダーに処罰実行日を書いておきましょう。

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