相澤先生と一緒に住んでる女の子が雄英高校に入学しました・続【爆豪勝己】 (ページ40)

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あの後、私と爆豪君は警察に送り届けられた

お互い別々の部屋で事情聴取をされて……話せることは全て話した

お父さんの事は……誰にも言うつもりは無い

「さて…ご協力ありがとう疾風さん、酷い目に遭った後で色々聞いてしまってごめんね」

『いえ、私の知ってる事で少しでもお役に立てたら…』

「ありがとう。あ、そういえば…保護者の方が迎えに来てるよ」

『！』

保護者って…

私は急いで部屋から出て、出口へ向かった

『消太さんっ…！』

「A！」

消太さんは私の姿を見た途端、力強く抱き締めた

「無事でよかった…」

『っ…心配かけて、ごめんなさい…』

帰って来れて…よかった…

「爆豪も。無事でよかった」

消太さんは私から離れて、私の後ろを見た

『爆豪君…終わったの？お疲れ様』

「…ﾁｯ…るせぇんだよ…」

そう言って、彼は自分の両親の元へと行った

なんか機嫌悪そうだな…

あれから数日＿

警察の方に暫くは外出禁止と言われていたので、他の皆とは携帯でしか連絡をとれてなかった

そんな時、雄英から郵送でプリントが送られてきた

"全寮制のお知らせ"

『消太さん、これ…』

「あぁ、届いたか」

消太さんはなにやら複雑そうな顔をしている

「お前の保護者は俺だから家庭訪問は行かないが……A、お前はどうしたい？」

『どうしたい…って？』

「このまま雄英に通うか？」

『！』

そうだよね…あんな危険な目にもあったし……また死柄木に狙われる可能性も高い。正直、皆を巻き込みたくないから私は転校した方がいいのかもしれない

でも

『…消太さん…私、まだ消太さんに恩返しできてないよ』

「恩返し？」

『私の事を拾ってくれて…育ててくれた。いらないって言われそうだけど、私は恩返ししたい』

「A…」

『それに、雄英の皆のこと大好きだから………お願いします。このまま雄英に通わせてください』

私は深く、頭を下げた

「……あぁ、分かった」

『！、ありがとう…』

お礼を言うと、頭を撫でられた

「…正直…お前よりも不安な奴らがいるんだよな…」

『？』

なにやら神妙な顔をしていらっしゃる…

爆豪君辺りかな？

担任の先生も大変だな