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「終わりだと…？ふざけるな…始まったばかりだ。
正義だの…平和だの…あやふやなもんで蓋されたこの掃き溜めをぶっ殺す…その為にオールマイトを取り除く。
仲間も集まり始めた。ふざけるな…ここからなんだよ…」
次に、黒霧が突然意識を失った
「キャアアやだぁもお！見えなかったわ！何！？殺したの！？」
黒霧の中から、小さな忍者ヒーローが姿を現した
「中を少々弄り気絶させた。死にはしない。
忍法千枚通し！この男は最も厄介…眠っててもらう。君が過去に暴いた弱点を参考にしたよ」
過去にって…あ、USJか
「さっき言ったろ。大人しくしといた方が身の為だって。
引石健磁、迫圧紘、井口秀一、渡我被身子、分倍河原仁。
少ない情報と時間の中、お巡りさんが夜なべして事情を突き止めたそうだ。わかるかね？
もう逃げ場はねえって事よ」
あれ…荼毘と黒霧は分からないのか…
「なあ死柄木、聞きてえんだが…お前さんのボスはどこにいる？」
なんだろう…この緊張感
安心できる状況なのに、嫌な予感がする
「ふざけるな。こんな…こんなぁ……あっけなく…ふざけるな…失せろ……消えろ」
死柄木はそれに耳を傾けずにぶつぶつとなにかを言っていた
そこでオールマイトが怒鳴る
「奴は今どこにいる、死柄木！！」
まさか奴って…前にオールマイトが言ってた…
「お前が、嫌いだ！！！！！」
死柄木がそう叫んだ瞬間、泥のようなものがどぱぁっとでた
黒霧のモヤ？いや違う
「エッジショット！黒霧は」
「気絶している！コイツの仕業ではないぞ！」
それは敵達の口から溢れ出し、包んでいく
「シンリンカムイ！絶対に離すんじゃないぞ！」
その時
「ぐ！？んだこれ…」
『がっ…！』
私達の口からも、それが溢れ出した
「爆豪少年、疾風少女！！」
私の視界は、黒に染まった
オールマイトの叫び声が、聞こえた気がした
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月4日 17時
