双子と家族

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宏光side

約束の時間になって、ロビーで待っていると、
少し遅れて手を振る渉と、

その横を俯いて歩いて来る太輔と、
その後ろでハードを深くかぶって歩く裕太が見えた。

渉「遅れてごめんね。」

宏「ううん。サンキュ！
二人ともちゃんと来れて偉いな！」

2人の頭をくしゃくしゃした。

宏「じゃあとりあえず、病室行こっか。」

俺の後に続いて、着いてくる。


宏「2人ともそれで前見えてんの？ww 」

渉「見たい物が無いから良いんだってww 」

宏「そうかw」

あっという間に病室に着いた。

ガラガラ

宏「説明とかするから、ベッドに座って。」

2人とも大人しく座ってくれた。

宏「昨日も言ったけど、もっと詳しく言うな。
今日は、身体測定と血液検査と心電図で
明日は、走りながらの心電図
最後の日は、一応休憩って感じ。
わかった？」

太「血液検査あんの？」

宏「もちろん。昨日も言ったけどね？」

太「うわぁ〜」

太輔は注射系駄目だもんな。

宏「質問ある？」

太裕「…」

まさかの無視かい！w

宏「じゃあ行こっか。」

また俺に続いて病室を出る。

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