★自分が思っている以上に、まわりは自分を見ている。 ページ17
桂「A………？」
『桂、さん…………』
顔をあげ、一番に目に入ったのは特徴的な長髪。
目の前に居たのは、心配そうな顔をした桂さんだった。
桂「A、その手は……」
『……ちょっと切っちゃっただけですよ。』
さりげなく手を後ろに回し、少し笑う。
立ち上がり、帰ろうと足を進めたとき。手首を引っ張られる。
『っ………桂さん………？』
桂「………泣いていたのだろう、無理をするな。」
その言葉に、また泣きそうになった。
けれど、迷惑をかけるわけにはいかない。僕は桂さんを見て、少し笑った。
『いえ、もう大丈夫ですよ。………ごめんなさい。』
納得のいかないような顔をしていたが、それでも何も言わず、桂さんは手を離す。
万事屋へ足を進める。
………普段の桂さんは、真面目(？)故のバカをやらかす事が多い。
けれど、やっぱり真面目というか、いい人だ。
『………敵わないなぁ』
………まあ、もとは僕が"あんなこと"で一々弱るのがいけないんだが。
ため息をつき、玄関の戸を開ける。
銀時「おー、お帰り。神楽は寝てんぞ」
『ただいま。僕ももう寝ようかな』
明日も学校がある。あまり夜更かしは出来ない。
と、ふいに銀時が口を開く。
銀時「………Aちゃんは銀さん達に対して迷惑だとか思ってること、あるだろ」
『………え？』
銀時「俺は迷惑とは思わねーし、他の奴等もAを心配してるんだよ」
そーゆーこと、忘れんなよ
そう言って、銀時は部屋に戻った。
………はは、やっぱ"銀ちゃん"には負けるよ………
★夢を見てないわけでなく、見たことすらを忘れるらしい。→←★強がりは厳禁。けれども迷惑はかけたくないものである。
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ゆり&しゅーや(プロフ) - ペプシさん» コメントありがとうございます。低更新ですが、これからも頑張ります。応援お願いします。 (2015年11月8日 18時) (
レス) id: 5427726912 (このIDを非表示/違反報告)
ペプシ - この作品面白くて続きが気になります！更新頑張って下さい�� (2015年11月3日 23時) (携帯から) (レス) id: aecd222c13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり&しゅーや | 作成日時：2015年5月11日 17時
