【twst】今宵、悪役たちと。Ⅱ【mfmf】 (ページ35)

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そして迎えたコンクール当日。

自分の音楽は、ピアノは認められるだろうか。

王家だからって贔屓されないみたいだし、僕も本気で作ってきた。

寮服を着てピアノを弾くなんて今までになかったことだけど、楽しみでもある。

そして、控え室で、僕は衝撃の人物を目撃する。

「っえ、そらるさん！？そらるさんもこのコンクールに…？」

「あぁ、そうだよ。天の国代表でね。今年で9回目、だったかな。」

きゅ、9回も！？

そらるさんも宮廷音楽を作れると言っていたけど、まさかこのコンクールに出場しているとは思ってもいなかった。

「す、すごいですね！9回も…！」

「…別に、このコンクールは優勝した人はもう出れないから。俺はまだ優勝してないんだよ。」

「でもでも、選ばれるだけでもすごいんですよ！僕なんて初めて選ばれましたし…」

「まあ、お前の国が毎回優勝してるから。みんな初出場初優勝なんだよ。」

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本番のパフォーマンスが終わった。

そらるさんもマフユも、全く違う雰囲気で。私にはどっちがいいとか選べなかった。

隣に座っていたユウくん、エーデュース。後ろのすとぷり、前には全寮長。

みんなどっちがいいやらなんやら言っていたが、私は黙って見ていた。

どっちが優勝でも、おかしくない。

結果が、楽しみだ。