【twst】今宵、悪役たちと。Ⅱ【mfmf】 (ページ3)

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突然、リイヌに呼び出された。

彼が私を呼ぶことは少ない。

一体何の用件なんだろう。

「...来てくれたんだね。」

「うん。リイヌ、手短に終わらせてくれる？
って、すとぷりみんないるのね。」

「わかった。手短に終わらせるよ。
単刀直入にいうと、

マフユくんは、浮気してる。」

...え？

いやいや、マフユがそんなことするはずないよ...

「証拠もあるよ。」

流れてくる、ボイスレコーダーの音声。

それは間違いなく、マフユの声で。

こう言っていた。

「もともと、僕、お姉ちゃんなんかタイプじゃないんだよね～」

「君の方が、可愛いよ。」

「別に気にしないで？なかなか会えないんだし。」

嘘、でしょ。

だって、こんなの、あるはずない。

「嘘、でしょ。ねえ、嘘って言ってよ！！」

嫌だ。なんでこんな。

今までの愛してるも、キスも、なにもかも、偽りだった...？

ああ、体に黒いのがたまる感覚、

今まで、経験したこともないような。

「A先輩？A先輩！！」

というユウくんの声を最後に、意識を落とした。