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オクタヴィネル寮 モストロ·ラウンジ
久しぶりに来た。
まず他寮に行くのが久しぶりだし。
「これはこれは、成績優秀者上位50人からあぶれた哀れな皆さん」
すっごい煽るなぁ。
ま、いつものことだけど。
そして、アズールはとんでもない言葉を吐いた。
「今日から君たちの、主人になる男です。」
...はっ？
どういうことだ。
「君たちは僕と勝負をして、負けた。
契約に基づき、これから卒業までの間、僕の下僕として、身を粉にして働いてもらいます。」
そして、もっととんでもない言葉をアズールは吐く。
「僕は契約通り、君に完璧なテスト対策ノートを渡したはずですよ」
テスト対策ノート、200を越える契約者。
そこですべて辻褄があった。
この前、アズールに呼ばれて、書類の重複魔法を掛けたのだが、
そのときは確か、少し緑を帯びたようなノートの色で、
あのスカラビア寮生が持っているものも、同じ色だ。
はめられた。
最悪、私達も悪者にする気だったのか。
くそ、騙された。
なんだよ。寮生への書類って。
なにもかも嘘じゃないか！
と、頭をぐるぐる考えていたとき、
「おや、Aさんにマフユさん、あなた方とは契約していませんが」
「...あんた、騙したわね。」
「騙したなんて、人聞きが悪い。
僕がそんなことをするとでも？」
「あんた、この前私とマフユに書類の重複魔法を掛けるよう頼んだわね。
そのときの書類と、このテスト対策ノート、全く同じものじゃない」
「え！うそでしょ...」
「はぁ。Aさんは勘が鋭いですねぇ。その通りです。
あなた方に頼んだのは、寮生への書類の重複ではなく、テスト対策ノートの重複ですよ」
「...じゃあ、最悪僕たちも悪者にしてやろうって思ってたの？」
「悪者だなんて。そんなものじゃありませんよ。
協力者になっていただこうと思っただけです。」
「ホントに性根腐ってるね。
幸い、僕の寮生は少ないけれど、
これから、アズール·アーシェングロットとは、接触禁止令を出させて頂く。
いい？わかった？」
「「「はい！副寮長！」」」
「ん。それでよし」
「今すぐにでも、あんたのユニーク魔法、封じ込めてやりたいけど...
私闘は禁止だもの。見逃してあげる。
クロックウォール寮生、帰るよ！」
「「「はい！寮長！！」」」
「いいよな。クロックウォールは。あんなに優しい寮長に恵まれて」
「それ、ほんとわかる」
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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね！更新楽しみに待ってます！ (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリー | 作成日時：2020年5月20日 7時
