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「な、そんなことが...」
「もちろん、マレウス先輩は怪我ひとつないよ。お姉ちゃんが気づいてくれたおかげでね」
「あはは！みんなごめんね？努力を踏みにじっちゃって。でもさ、私からしたら
あなたたちの努力なんて、どうでもいいのよね」
「お姉ちゃん、もしかして」
「え、A...？」
あぁそっか。リドルも知らないもんね。
「知らない？私の本性。私、自分とマフユさえ幸せならあとの者はどうでもいいって思考だから。
今回はそれがディアソムニアの寮も幸せだったってだけだし」
「そんなの、自分勝手じゃ...」
「私、愛情を重んじる寮の寮長だから。愛情がいきすぎるとこうなるんじゃない？
人によれば、とち狂ってると言われても仕方ないね」
「あは、それに賛同できちゃう僕も僕でとち狂ってるのかな？」
「「あはははは！」」
「この姉弟、恐ろしすぎるッス...」
「........あー、もういい」
「ちょ、レオナさん、
それってどういう...」
「バーカ。マレウスが五体満足で試合に出るなら、
俺たちに勝ち目があるわけねぇだろうが、
そんな試合に出ても意味ねぇよ。
俺は降りる」
レオナ先輩とラギーの言い合いなんて、見たことがない。
ここまでやらせることをやったんだな〜と思う。
見てられなくなった。その時、
ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ...
なに、この音。
なにか、黒いものが溜まってるかのような、
そんな、音がする。
「マフユ、今の音、なに」
「わかんない。何の音だったんだろう」
え、
目が、痛い。
これが、レオナ先輩のユニーク魔法...？
「レオナ、それ以上はやめるんだ！」
ｵﾌｳｨｽﾞﾕｱﾍｯﾄﾞ
『首をはねろ！！』
リドルの首輪が、弾かれた..
「レオナ先輩！もうだめです！」
ﾏｼﾞｯｸﾄﾗｯﾌﾟ
『魔法の罠！！』
「お姉ちゃんのユニーク魔法も効かない...」
「お前ら二人、秀才だかなんだか知らねぇが、年上をなめるなよ。
生憎、俺は防衛魔法の成績がいいんだ」
このままじゃ、ラギーが危ない。
だからといって、今のレオナ先輩に近づく方がまずい。
一体、どうすれば...
ｱﾝﾘｲｯｼｭﾋﾞｰｽﾄ
『月夜を破る遠吠え』
ナイスよジャックくん！
ｵﾌｳｨｽﾞﾕｱﾍｯﾄﾞ
『首をはねろ！』
「ラギー！早くこっちへ！」
私とマフユなら、治癒魔法が得意だ。
確実に、救って見せる！
「魔法封じが、持続できない！」
...なんですって。
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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね！更新楽しみに待ってます！ (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリー | 作成日時：2020年5月20日 7時
