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場地家之墓
一虎
「20年以上、Aのことしかみえなかったのにな…
この前、ようやく諦めがついた
千冬と結婚するって、Aからも言われたよ」
相変わらず静かな場所だ
思わず、独り言がでてしまった
Aから千冬と結婚することを聞き、ようやく諦めがついた…
と、思っている
一虎
「頭ではわかってるのに、やっぱ辛れーな」
幼馴染でいること、場地のように兄でいること
その立ち位置で満足していかと言われたら…
つれーよ、やっぱり…
一虎
「あいつが笑ってれば、それでいい
そう思ってるのは、変わらねぇよ…
次にAと会う時は、前みたいに兄貴でいようと思う」
過去を悔いても仕方ない
俺が少年院にいたからとか、不良やってたとか
そんなの、言い訳なのはわかってる
ただ、Aが選んだ男は俺じゃなかった
松野千冬だった
それだけだ
一虎
「もしこの先、Aが悩んだり、立ち止まるときがあったら
俺は、俺なりの方法で必ずAを守るから
千冬みたいに、表立ってはできねぇけど
影からなら、いいだろ？
ほんとに、Aのこと、大事なんだ
それは、この先、あいつらが結婚しても、変わらねぇ」
ほんと俺、Aバカだな…
お前もそう思うだろ？
なぁ、場地…
一虎
「…羽宮一虎は、場地Aを愛してた…」
好き、なんて言葉じゃ、全然足りねぇくらいに…
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神奈月(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。お話は佳境ですが、みなさんに楽しんでもらえるようにがんばります。 (2022年11月27日 7時) (
レス) id: d80d51a44f (このIDを非表示/違反報告)
あい - いつも更新を楽しみにしています。千冬と一虎、これからヒロインとどんな結末が待ってるのかとても楽しみです (2022年11月26日 16時) (レス) @page39 id: c280eab537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年11月1日 13時
