りょーすけ ページ38
雄也side
歩くのも怠いみたいで、壁に体を預けながら亀よりも遅いスピードで歩く山田に合わせて歩く俺ら3人。
大:「エレベーター来ないね。ちょっと山田どこ行くの」
涼:「やっ…」
慧:「どうしたの?そっち階段だよ?」
大:「落ちちゃうから」
慧:「来たよ〜」
なんでかエレベーターをすごく嫌がる山田を乗せて、1階を押す。
大:「この感覚が嫌なのかな、調子悪いと」
慧:「わかるけどね、何回乗っても俺も怖いし、熱あると余計ね」
雄:「36階まで階段キツすぎていい運動になりそう笑」
大:「絶対無理だわ」
慧:「…あれ?」
雄:「おかしいよね?」
2階に着いて誰か乗ってくるのかなと思ってるのに誰も乗ってこない…いや、扉が開かない。エレベーターが止まってしまったんだと言うことを理解するのに時間がかかった。
大:「止まっちゃった?!」
涼:「えっ…」
慧:「かもね。ちょっと様子みるか」
手すりと壁に体を預けてた山田だったが、ぺちゃっと座り込んでびーびーと泣き出した。
大:「怖くないよ〜大丈夫。大丈夫」
慧:「高木、そこから緊急ボタン届く?押して欲しい。幸い電波届くみたいだから薮に連絡するわ」
雄:「うん。お願い。」
大:「山田落ち着いて〜」
有岡くんの声と、山田の苦しそうな息遣いが狭い閉じられた空間に響いてて。
救急ボタンで通話してる際に相手にも伝わったみたいで、管理会社の方が早く来てくれるらしい。
慧:『…そうなんだよ。…うん。うん。山田の熱もだいぶ高いし…そうなんだよ。でも、非常用のストックされてるはずだから水はなんとかなると思う。…え?大丈夫でしょそれは。無理なら仕方ないじゃん?もちろん。逐一連絡するから。とりあえず切るね。うん。わかった。はーい。』
大:「薮ちゃんなんか言ってた?」
慧:「外は外で色々してくれるらしいんだけど。なんと言っても、2階は外部の方も来ることできるスペースで無理やり開けると野次さんたちが…今のこの山田の状態なんて見られると困るから」
雄:「そう。それで誰でも入っていいところだからこそエレベーターの扉を無理やりこじ開けるのは無理らしいよ。だから時間かかるかも…って」
大:「落ち着いてきた頃急に意識失ったのか、寝たのかこんな状態になってる。息はしてるから大丈夫だと思うよ」
215人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご - Twitterをフォローさせて頂いている者です!Twitterで話していた、胃腸炎でロケに行けなくなった山田くんのお話を書いて欲しいです! (2020年4月5日 8時) (レス) id: b1acc93996 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜好きのくまさん(プロフ) - いつもお話、読ませていただいています。薮くんが風邪をひいて、こじらせてしまうお話が読みたいです。看病はできれば伊野尾くんでお願いします。 (2020年2月20日 1時) (レス) id: 4949a299bf (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 有岡くんがメンバーに頼られすぎてみんなの期待に応えすぎて卒倒で倒れるのをお願いします。 (2020年2月17日 23時) (レス) id: db9ed75c47 (このIDを非表示/違反報告)
かにょん(プロフ) - 作者さま、リクエストに答えていただきありがとうございます!ひかちね胃腸炎リクエストさせていただいたものです。お話更新いただいて嬉しかったです!いつでも良いので光くんの胃腸炎書いていただけたら嬉しいです♪でも今回のはこれで嬉しかったです。 (2020年2月10日 23時) (レス) id: 3b5d2cd1e2 (このIDを非表示/違反報告)
とちおとめ - 突然楽屋で山田くんが吐いてしまい、慌ててメンバーが掃除したり看病してあげる話が見たいです!看病は有岡君中心のメンバー全員でお願いします! (2020年2月9日 16時) (レス) id: b1acc93996 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そら | 作成日時:2020年1月10日 3時