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A side
「というわけで、彼氏、できちゃった。」
嬉しそうに、恥ずかしそうにはにかみながらの報告をうけた。
「本当に！？すごーい！おめでとう！！」
「うん。ありがとう。」
大袈裟に、笑顔を貼り付けて手を叩く。
けれど、頭の中では軽くこつかれたようにカツーンと脳内でセルフSEが流れていた。
やっぱりか。
舞を狙っているのはわかってた。
舞も楽しそうだったから、本当は舞の隣に行きたくても我慢した。
落ち着くところに落ち着いた、ただそれだけだ。
それでも突然に1人取り残されたような気分になってしまった。
私とも遊んでくれるかな？
彼氏ばっかになっちゃうのかな？
いずれ舞が結婚して、子供ができて…そしたら私を甘やかしてはくれなくなるだろう。
そんな先のことを考えて悲しくなる。
そんな独りよがりな思考が読まれないように、おめでとう、とすごいを繰り返す。
「Aは？」
「へ？」
「なんか進展なかったの？」
「あー…うん。」
「颯太くん？」
「ほぇ？颯太くん…？」
「凄い仲良くなってたじゃん。」
「…違うよ。」
颯太くんはそんなんじゃない。
気がないから、お友達としてお話しするのが楽しかっただけだ。
ふーん、と少しつまらなさそうにしていた舞だが、ピコンとなったスマホにほおを緩ます。
あぁ、彼氏かな。
「ごめんね！」
いいなぁ…。
寂しさのせいか、人肌恋しくなる。
そういう時だけ、彼氏が欲しくなる。
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唯凛(プロフ) - 蝉-ｾﾐ-さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！また見にきてくださるととっても嬉しいです(^^) (2021年12月5日 19時) (
レス) id: 365f6982f1 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - みなさん» ありがとうございます〜！！ついに(?)新作出せました〜！宣言してからだいぶ経ちましたね…(汗) 相変わらずのんびり幸せの詰まったお話にしたいな〜と思いつつ、起承転結つけられるよう頑張ります！ (2021年12月5日 19時) (レス) id: 365f6982f1 (このIDを非表示/違反報告)
蝉-ｾﾐ-(プロフ) - 好きです。(唐突)面白い上に文章が素晴らしくて尊敬します(´；ω；`)次の更新がとても楽しみです。失礼します。 (2021年12月4日 23時) (レス) @page13 id: 19d8717651 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 新作おめでとうございます！そしてありがとうございます！笑 これからどんな展開になるのか…楽しみです！！ (2021年12月4日 18時) (レス) @page13 id: 73aaf1c921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯凛
| 作成日時：2021年12月4日 16時
