歳上だけど、妹のような【黄】

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A side

みんなと別れてふぅ、っと一息つく。
なんだか疲れた。
シャワーを浴びて、メイクも綺麗さっぱり落とせば、やっと解放された気になる。
なんだか飲み足りなかったしお腹すいたなぁ、と、適当にあったお菓子と缶チューハイを手に取り、部屋に入る。
テレビをつければ、夜中なんてろくな番組もやってない。
適当に撮り溜めたドラマを流してみるが、殆どが恋愛物で、今の気分でもなくテレビを消した。

ピロリン♪

やっと解放されたと思ったのに、活発に連投される通知音。
開いてみれば今日の合コンのグループチャットだ。
とりあえずグルチャを作って、そこからアカウントをしるためなのだろう。
今日はありがとう、などの提携文が並ぶ。
あっという間に返事をしていないのは私と颯太くんだけだった。

明日にしようかな…。

そんな考えもよぎったが、自分の性格上、今返さなければ多分1週間は返さない。


『今日はありがとうございました。』


同じような提携文を、顔文字ひとつなく送る。
これでおしまい。
アプリをタスクから消して、チューハイを煽った。
その後いくつかぴこぴこと通知音が鳴ったが、全て無視した。

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