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れいら「生でころAが見れる私、前世でどんな徳積んだんだろう…。」

こ「なにそれww」

れいら「ころんくん、あんまりAちゃんの話放送でしないから…。でも、求めてるリスナーさん多いじゃないですか。そんなリスナーさんたちの知らないところで私は拝めるという。」

こ「まぁ名前出しちゃったらやばいしね。ぽろっと言いそうだもん僕wあと別話すことないし。」

れいら「前も言ってましたね。」

こ「それに僕、Aが傷つくところは見たくないから。」


そう言ったころちゃんはムニっと私の頬を摘んだ。
笑ってるけど、顔が少し強張っていた。
今まで、れいらちゃんも、親すらも知らないところを、ころちゃんは見てきたから。
でもね、私は弱く見えるかもしれないけど、ころちゃんが思ってるよりずっと強いよ。
だって、私にはころちゃんがいるから。
だから大丈夫。
その意味を込めて笑う。
まだちょっと、ころちゃんは傷ついた顔をしていた。


れいら「そうですね。私もです。」

こ「…だかられいらちゃんの前だとこうやってできるんだよなぁ。」

れいら「何がですか?」

こ「なーんも。さっ、帰るか。疲れたね?」


うん、って頷いてころちゃんの手をとる。
まだ午前中なのに、一日過ごしたような疲労感。
流石にそれは自覚した。
でも、さっき話を聞いてもらった分、心は軽い。
整理はまだしっかりついてないけど、それも含めて初めての感情。
これから知ってくためのものだ。


こ「ありがとう、れいらちゃん。」

れいら「へ?私は何もしてませんよ。」

こ「学校行く前より、Aの表情、軽くなってる。…それに、気付いてたんでしょ?」


わたしのことなのに、二人しかわからない会話。
私には何も教えてくれないのが少し気に入らなかったけど、ふふっ、と笑ったあと、れいらちゃんは私はにニコッとわらった。



れいら「ゆっくり休んでね。またね!バレンタイン、私も楽しみにしてる!」


うん、って頷いて手を振った。


こ「れいらちゃんはすごいね。なんかすごい。」


いつもれいらちゃんのことを面白いとしか言わなかったころちゃんが、初めて別の言葉で表現した。
表現しきれてないのがころちゃんらしいけど。
でも、わたしの好きな人、大切な人を、ころちゃんにわかってもらえるのは嬉しい。

私、いい人に出会えたよ。
恋も知ったよ。
あとでたくさんお話しきいてね。


こ「ん。行こっか。」


れいらちゃんを見送って、私たちも帰路についた。

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作品ジャンル:恋愛
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かろん - これみてたときに、発狂したくなったけど、下の階にお客さんがいた件wwニヤニヤしてました (2021年5月8日 14時) (レス) id: 3cb105e1fa (このIDを非表示/違反報告)
かーな - さとみくんのキスしたがりのところ可愛い (2021年4月1日 14時) (レス) id: d96fccd218 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - もなぁさん» コメントありがとうございます!恋を自覚してからグダグダ宙ぶらりんという(笑)付き合ってるレベルにイチャイチャはしてるんですけどね…。頑張って付き合えるよう動かしていきます!!w (2021年3月9日 15時) (レス) id: 282d732e79 (このIDを非表示/違反報告)
もなぁ - 把握です!ww早く付き合って欲しいなぁ〜これからも頑張ってくださいっ! (2021年3月8日 21時) (レス) id: 935d4bc1e3 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 缶づめろでぃーさん» コメントありがとうございます!距離感バグが著しいBD編です(笑)楽しんでいただけてるようでとってもうれしいです!書いてて私も楽しいので!!w (2021年3月8日 11時) (レス) id: 3e3b4d1012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年2月9日 23時

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