第十六話 自己紹介と ページ18
em「初めまして、Aさん。私はエーミールと申します。一応参謀長という役を賜っていますが、普段は図書館司書をしています。借りたい本があればいつでもいらしてくださいね」
そう言って、その人は優雅にふわりと笑った。儚げで、綺麗な人……そんな風に感じる。そのままの流れで少し扉側に下がって議会室内の全員の顔が見える位置に移動すると、今度は青い髪で片目の隠れた眼鏡の人が軽く手を振った。
ut「潜入調査員の鬱だよ〜。あ、あと外交官補佐も。連れてくる子が男とかいらんわって思っとったけど、君かわええ顔しとるからまあええわ。よろしくな〜」
鬱…補佐官？さんはそう言うとヘラリと笑った。何かあの笑顔怖い、別のこと考えてそう。
ut「ハイ次、ちび」
rb「誰がホビットやねん！！」
高身長揃いに見える幹部の中で、一際小柄な人が爆音を轟かせて立ち上がった。あまりの声の大きさにたじろいでいると、「天」の顔布をつけたその人は透き通った声で話しかけてきた。
rb「あぁ、ごめんな？俺はオペレーター中心に情報系担ってるロボロですぅ。よろしくぅ」
ペコッと返せば、嬉しそうに頷いてくれた。
rb「ショタみが強くてええな」
……あれっ？この人も月奈タイプなのか？？
sha「お前相変わらずキモいな。あ、俺近距離部隊第五分隊長のシャオロンっていうんや。よろしくな」
さりげなく貶しつつ自己紹介をしてくれたシャオロン第五分隊長は、爽やかに満面の笑みを向けてくれた。うーーん、体育会系な感じがする。1人で属性づけをしていると、×印マスクの人が明るい声で言った。
ht「俺はひとらんらん。長いからひとらんでいいよ、近距離部隊第三分隊長やってるんだ、よろしくね」
柔らかな話し方にほんわかして表情筋を弛めてしまう。直後、私は凍らされたように動けなくなった。
???「……」
空色の瞳に眩しい金髪の人が、こちらを射るような目で見ていた。
『っ！！』
背筋を冷や汗が伝い、鼓動が速くなるのを感じる。その瞬間、私の頭にはゾムさんの言葉がフラッシュバックした。
──！…そういうことや。いくら子供とはいえ、信用出来なかってん──
…この人が、そうだ。何故か確信できた。助けようとした子供に怪我を負わされたのは、絶対この人だ。どこまでも冷たい眼光に、呼吸が止まるようだった。ﾋｭｯと息を吸い込んだとき、温かいものが視界を塞いだ。
syp「グルッペンさん、いいっすよ」
ショッピさんが私の目を隠し、肩を抱いてくれていた。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
