第二十六話 呼び方 ページ28
夕食が終わると、私は幹部の人たちと共に再び議会室へと連れてこられた。
gr「a国入れていたスパ…潜入調査員から情報が来た」
月奈のことだろうか…思わず身を固くする。
gr「A、君の友人は聖女としてかなり丁重に扱われているそうだ。特に皇太子…a国の第一王子だな、に溺愛されているとか。我々の国はa国とそこまで友好な関係にはないのだが…」
総統閣下がちらっとこちらを見る。
『月奈が虐げられていないのなら、それだけで
gr「…そんなに畏まらなくていいぞ。一人称も、口調ももっとフランクでいい」
わかりました、と応えて一礼する。
gr「時に、A」
総統閣下の改まった声に、ピンと背筋を伸ばす。
『何でしょうか』
gr「君は事実として異なる世界から召喚された人物だ。そこで、表向きとしては君は我が国の賓客として扱うつもりだ」
総統閣下の真剣な紅蓮の両眼を見つめ返す…立場を保証してくれる、ということだろうか。
gr「勿論、実際には我々幹部が保護し、望むなら軍人としての指導もすると約束する」
『……ありがたい、お話です』
自分の居場所を、ちゃんと与えられた気がして。それがすごく嬉しかった。
gr「ところで」
総統閣下がｺﾎﾝと咳払いをする。
gr「君はコネシマやゾム、ショッピのことはどう呼んでいたかな？」
おん？どういう意味だ？？よくわからないまま口を開く。
『ゾムさん、ショッピさん、コネシマ先輩』
その3人は何故か自慢げな表情をした。
gr「随分とその…親しそうだな」
…不味いことをしたかも知れない。馴れ馴れしいよな、うん。
『な、成り行きで…すみません』
頭を下げて謝ると、オスマン外交官が私に声をかける。
os「俺は俺は〜？」
『？オスマン外交官』
os「マンちゃんって呼んで！」
！？！？いや、自己紹介のあれ冗談じゃなかったの？
『ま、マンちゃん…？』
そう言うと、オスマ…マンちゃんは満足げに頷いた。総統閣下の逆サイドから、トントン書記長も話しかけてくる。
tn「役職名まで入れとったら長いやろ。俺らのことは全員名前だけでええよ」
『え……いいんですか』
ほんとに大丈夫？それ。ぐるりと見回しても、幹部の人たちは優しく頷くだけ。えぇ……
gr「試しに俺の名を呼んでみてくれないか」
何でウキウキしてんの、総統閣下…
『そ…グルッペン……さん？』
gr「うむ」
グルッペンさんは嬉しそうに笑うと、この城についての説明を始めた。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
