保育代行二十二話目 ページ24
「……？」
私の呟きに反応したショッピくんは、こてんと首を傾げた。いや、仕草がいちいち天使なのよ。塩戸がこんなに可愛かったなんて知らなかった。
「そう言やお前、土曜は午後からバイトが云々とか言っとらんかった？」
『ん？ああ、今週末は土日どっちも休みにしてもらったよ』
「え……それってこいつらと言うか、ひいては俺のせいよな…？」
申し訳無さそうにシュンとした捏島に、『良いって』とかぶりを振る。
「ええんか？こんなんの為に休むとか…」
『…じゃあ捏島は今日の午後と明日丸一日、一人でこいつらの面倒見きれる訳？』
「無理やわすんませんでした」
『まあそういう事よ』
頼まれたのに中途半端に放っておくとか常識外れだしね。それに、子供達と過ごすのは楽しいから。そう告げると、捏島は安心した様に溜息をついた。コロコロ表情の変わる奴だな、そういう所で女子ウケが良いんだろうか。別に、捏島の顔単体に特別興味がある訳では無いが。
「ごちそーさまでした」
「ご馳走さん」
『お粗末様でした』
パチンと手を合わせた子供達は、きちんとお皿をシンクに下げてくれる。何も言わずに礼儀正しくこんな事が出来るとか育ち良さそうだな、なんて思った。
「ん…Aちゃん、眠い……」
お皿を洗ってカゴに立て乾かす作業をしていれば、大くんがグイッと私の服の裾を引っ張って来た。
『あー、お昼ご飯の後は眠くなっちゃうよね。大くん、ちょっと待っててね』
お昼寝には丁度良い時間だろう。私は素早く洗い物を終えてから手を拭いて、早くも船を漕ぎ始めている大くんを抱え上げて捏島の元へ向かった。
『捏島、寝室どこ？』
「お？ああ、案内するわ」
『よろしく。ショッピくんとゾムくんもおいで、おねんねしよう』
ニコッと笑いながら誘うも、ゾムくんはイヤイヤと首を振る。ショッピくんも指で小さくバッテンを作っていた。
「ねむないもん」
「…おれもっす」
「こらお前ら、文句言うんやないわ」
『捏島、どうどう』
これにはコツがあるんだよ。強がっておきながら本当は眠いのが子供なんだから。証拠にほら、二人ともさっきから目がシパシパしてる。
『でもね、お昼寝しないと二人の体の中に居る元気パワー君が逃げてっちゃって、この後皆と遊べなくなっちゃうんだよ？』
「「！？」」
そう言うと二人は吃驚した様に飛び上がってバタバタと駆け出し、捏島がすぐにそれを追い掛ける。
「あっおい、待てや！…A、こっち着いて来てや」
『はいよ』
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ゆんゆん - っはぁぁぁぁぁぁ〜……日々のストレスが浄化される… (2022年8月27日 1時) (
レス) @page19 id: 92722fc768 (このIDを非表示/違反報告)
ハレル - ｴｯ､ﾏｯマ・ジ・デがわいぃぃぃぃ (2021年10月16日 10時) (レス) @page16 id: 58776279bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - ちょ、え、あ、んぇ？可愛いんですけど、え、可愛いんですけど、ひええ(死) (2021年7月3日 13時) (レス) id: 0688babc69 (このIDを非表示/違反報告)
羽具(プロフ) - 可愛すぎる！！knさん可愛すぎる！！かわいいのいっぱい死ぬ！！！ (2021年7月3日 12時) (レス) id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最 ＆ 高 (2021年6月28日 23時) (レス) id: 12efeb13d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2021年5月30日 18時
