藍ちゃんといっしょ

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『だから、藍はすごいの。偉い！』




いつもありがとう、かっこいいよ。



って言いながら背伸びして頭撫でたら、抱きしめられて。





『藍？アイス溶けちゃうからお家帰ろ？』




藍｢もうちょっと。｣





少し掠れた藍の声が気になって、抱きしめ返す。




もしかしたら、会わない間に今日話してくれた以外のことがあったのかもしれない。


辛いこと、悲しいこと、色々。



でも、その1個1個がきっと藍を強くしていってて。


それは分かってるけど、やっぱり藍には笑ってて欲しい。





『藍？』




藍｢ん？なに〜？｣




『藍が笑ってると、私も嬉しい。大好きだよ。』




藍｢…うん。俺も。｣




ギューってふざけてくる藍に、笑みが零れて。




藍に幸せなことだけ訪れますように。




そう願って、抱きしめ返す腕に力を込めた。





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「真っ先に」fin


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