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ボーダーB級ランク戦。この時期になると俺は忙しい。
別にランク戦に参加するわけでもないのにとにかく忙しい。
ほぼ徹夜。クマさんこんにちは。
なぜかというと、サポート隊員というのは各チームの動き、作戦を理解しなくてはいけないため
当日まで作戦の把握をしなくてはいけないからだ。
それに加え任務。鬼畜すぎる。
「おい。A。大丈夫か?」
「意外と広いっすね」
「うわー。機材多いわね」
今は、明日のランク戦本番のためにサポート隊員専用のルームを準備していた。
ランク戦に参加しない玉狛第一は準備を手伝いに来てくれた。
『助かるよ。そこのモニターとあっちの赤いケーブル繋いでくれる?』
この時期にのみ使用するので、電気代とかもったいないから全部片付けてある。
だから1からセットしなければいけないのだ。
「なにこれ...ヘッドホン?なんでこんなにあるのよ」
「小南先輩知らないですか?Aは耳を増やすサイドエフェクトがあるんっすよ」
「えええ!?そうなの!?」
「嘘です」
「騙したわねぇええええ!!!」
小南ちゃんの持っているヘッドホンは片耳分しかなく
これは、チームごとの会話が聞き取れるようになっている。
1チーム1個なので対戦チームが多いほど大変。
「A、このモニターはどこにおけばいい?」
『あーそのでっかいやつはセンター』
レイジさんがいると重いもの持ってくれるから助かるわー。
1人で準備したら多分、腰死ぬわ。
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『ふーっ終わった。ありがとう!本気で助かった』
「なんか、どのモニター見ていいかわからないわね」
「何言ってるんですか。Aは全部見れますよ。ほら見てください...」
ばっと俺の前髪を手であげて、小南ちゃんに見せつける烏丸。
『ふっ俺には第3の目(烏丸作)があるんだよっ』
実はさっき、烏丸と作戦を立てておいた。
まぁ、流石に気づくだろう...
「ええええ!!本当だあああ!!!」
『レイジさん...』
「言うな」
レイジさんも半分呆れていた。
烏丸が嘘ですと言ってまた騒ぐ小南ちゃん。
『そうだよwほらウエットティッシュでこすれば...』
「消えてないわよ?」
『ん?』
モニターに映る自分は確かに第3の目があった。
「A。これ油性」
『烏丸ああああああああああああ!!!!!!!』
B級ランク戦まで、第3の目が覚醒し続けるのであった。
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きくっちー、とっきー、つっきー大好き人間 - ゆりあさん» ありがと!よし今行く! (2017年6月24日 9時) (レス) id: 223f7ad38f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - きくっちー、とっきー、つっきー大好き人間さん» 自分もよく分からんけど、作れるらしい! (2017年6月23日 20時) (レス) id: 8069c66cf4 (このIDを非表示/違反報告)
きくっちー、とっきー、つっきー大好き人間 - ゆりあさん» 教えてくれてありがと!メールアドレスって自分で作っちゃダメなの?教えて! (2017年6月21日 16時) (レス) id: 223f7ad38f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - きくっちー、とっきー、つっきー大好き人間さん» 私もタメでOKですよ! (2017年6月17日 18時) (レス) id: 8069c66cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - きくっちー、とっきー、つっきー大好き人間さん» インターネットに繋がる環境なら、無料らしいよ!メールアドレスは作らないといけないらしいから難しかったら無理しないでね! (2017年6月17日 18時) (レス) id: 8069c66cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりあ x他1人 | 作成日時:2017年3月29日 14時