【文スト】俺の青春が真っ暗なのは貴様らのせい

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『....おはよう...ございまっｳｶﾞｯ』




「おはよう！A。ナイスキャッチだよ！」

「太宰、仕事をしろ！！」





1週間ぶりに出勤した俺の職場は、相変わらず騒がしかった。
今すぐ帰りたい。


まさか、扉をあけたら変態が吹っ飛んでくるなんて...

朝食の占いグラタンに(焼きおにぎりが食べたかった)
“思わぬハプニングがあるかも”って書いてあったな。





『マジか。占いグラタンぱねーわ』




買い物リストに占いグラタン追加だな。うん。

抱きついてくる変態ヤローを引きはがし、自分の席にぼふっと転がった。



ちなみに俺の席は人をダメにするクッションと低い机で構成されている。
こりゃ、快適だわ。






「おい。A、また冷凍食品ばかり食べてるのか？
もっと栄養のあるものをだな...」


「国木田君。冷凍食品健康法を知らないのかい？」


「なんだそれは？」


「冷凍することで、食品の栄養価を閉じ込め、
更に旨みを凝縮出来るのだよ！ほら、早くメモとって」


「あ、ああ。...冷凍することで食品の栄養を..「嘘だけどね！」」





ボキッという、シャーペンが折れる音と同時に
太宰ィィ!!と怒鳴る声が響いた。

耳栓を買い物リストに追加しよう。




ぐぅぅぅ。

さすがに占いグラタンじゃ腹減るな。３日間飯まともに食ってねーし。


昼飯用に買ってきた
新発売のおにぎり(ひじき)食おう。今日、100円セールだったんだよなー。









ガチャ




「あ、あの〜買出ししてきました...あ」





聞き覚えのない声のする方へ顔だけを向けた。



逆さまにぽかんとする顔が映る。あ。目が合った。
あー。女の子じゃないか。ちょっとかわいいケド ((ﾓｸﾞﾓｸﾞ






「敦くん。買出しご苦労！！」



独歩先輩の話しをさえぎるように、敦くんとやらに声をかけた。




「...」



スルーされたようだ。(笑)



おーい敦くん？と、太宰がもう一度言うが再度スルーを決めた。
すごい逸材だわ。てか、ひじきうま。




「敦ーーーくーーーーん！！」


「っつはいいい！！」


「何ぼーっとしてるんだい？...








. 敦くん。あの子は私のだから。ダメだよ」









これを人権無視と言います。

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