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ピンポーン
やたら音の大きいチャイムで目が覚める
ゆっくり起き上がってると何回もチャイムが鳴って
「うるさいなあ、めめなんかきてるよ」
ベッド下のめめを叩くも反応がない。
仕方なくインターホンにでると
『俺、開けろ』
「はい？」
翔「しょーただよ、あけろ」
なんで？
びっくりして
すぐにインターホン切っちゃった
恐る恐るドアを開けると
ドアが開くのを待たずになべが入ってきて
昨日夜会った時と同じ格好をしている。
「お、おつかれ、さま？」
翔「そこかよ」
「あ、ごめん。めめ起こしてくるね」
2人きりは気まずくて耐えられないのに
翔「いや、いい、Aに用事がある。」
神様はこういう時味方してくれないですよね。
寝起きで、身だしなみも適当なまま
外に連れ出されてしまった。
着いたのは近くの公園で
まだ早朝のせいか少し空気が冷たい。
ふとなべに目線をやると
ポケットからライターとタバコ
言われてみればよくつけていた香水の匂いはしない。
代わりにタバコとほんのりお酒の匂いがする。
「いつから吸ってるの」
翔「ちょっと前？でもそんなに吸ってない」
目の前でタバコを吸うなべ
私の前では吸わなかった深澤さんが
どれだけ親切だったかって思い知らされて心が痛い
私知らない間に深澤さんの事たくさん傷つけたのかも、
なんて。
「深澤さんは私の前では吸わなかったよ」
するとなべは手を止めて
翔「わり、ごめん。」
とすぐに火を消したけど。
.
翔「辞めてきた」
突然何を言い出したかと思えば
真剣な眼差しでそう言うなべ
「っえ？
まさか学校じゃないよね？」
驚いて間抜けな声が漏れてしまって
翔「んなわけないだろ、あの仕事だよ」
「…でも私を追い出すくらいには楽しんでたじゃん」
翔「ちがうって」
「追い出したのはちがわないでしょ？」
あーまたこうやって言い返してしまう。
もう喧嘩はしたくないのに
.
翔「好きなんだよ」
「何が？」
ホストが？女が？タバコが？酒が？
それともお金が？
なんて汚い気持ちが溢れて止まらない。
翔「お前可愛くねーな」
真剣な顔をしていたのに、今度はニヤニヤと笑っている
はいはい。可愛くないですよ
もう部屋に戻ろう、と引き返した時
.
翔「Aが、好きだよ。」
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悠吏(プロフ) - ちなつさん» わあコメントありがとうございます（ ; ; ）嬉しすぎてニヤけてます（笑）終わり方すごく迷ったのですがそう言って頂けて嬉しいです♡お、ふっかさんのラブストーリーいいですねえ参考にさせて頂きます(*´∇｀*)最後までありがとうございました！ (2022年6月5日 2時) (
レス) id: 456ac7b189 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 完結おめでとうございます。翔太くんらしいツンデレラブストーリー素敵でした！最後のふっかさんが切なすぎて胸がきゅうっとなったので悠吏さんが描くふっかさんのラブストーリーも読んでみたいです☺️ (2022年6月4日 20時) (レス) @page47 id: ac346995c9 (このIDを非表示/違反報告)
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