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Side如恵留
龍「気持ち悪い、よね。こんな、体。みっともないよね。」
如「っ…、違う。気持ち悪くなんかないよ。みっともなくなんかない。」
こんなに誰かの言葉を強く否定したいと思ったのは、きっと生まれて初めてだ。違う、違うと、俺は何度も言いながらしめの体を抱きしめた。
龍「汚いの、俺。踊ってるみんなのこと、俺ずっとにらんでた。なんで、俺だけがこんな苦しいんだろうって、みんなが、すごい嫌なやつに見えて、」
如「しめ、」
龍「でも、本当に嫌なやつは俺だよね。わかってた、嫌いだった。自分って、こんなに心が汚いやつなんだってっ…」
如「しめ、もうやめて。」
龍「俺、もう嫌だ。もう、自分が好きじゃない…！」
しめの濡れた目が、力尽きたように閉じられる。目尻から、涙が一筋流れ落ちた。
龍「……俺、出ない。ライブ、出たくないっ…。」
どこかで、こういう結果になることはわかっていた。でも、しめの口からこの言葉が出てきてしまうなんて、それがこんなに辛いなんて。
もう、しめの言葉を否定することはできない。しめは、十分自分で自分を否定してしまった。十分苦しんだ、もういい。今は、誰かが全部を受け止めてやってもいいだろう。
如「…わかった。わかったよ、しめ。」
俺は傷ついたしめの体を精一杯抱きしめて、一緒に涙を流した。
どれくらいそうしていたか、しばらくするとしめは俺の腕の中でいつの間にか眠ってしまっていた。悲しいほど軽い体を抱えて、近くの小さなソファーに寝かせる。すると、タイミングを計ったかのように、いくつもの足音が室内に入ってきた。
宮「如恵留、今の話…」
如「うん。しめは、せっかく生きてるから。生きてくれてるからね、心を守る選択をしたっていいと思う。」
元「じゃあ、」
如「今は、出るべきじゃないんだよ。あのしめが、出たくないって言ったの。このままじゃ、しめが壊れる。」
メンバーの、息をのむ音が聞こえる。でも、俺の心にもう迷いはなかった。
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (
レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは！リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです！よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2022年10月16日 19時
