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Side龍也
ステージに向かう、みんなの背中。見送る側になったらどんな気持ちになるだろうと思っていたけど、案外心は暗くならなかった。
俺を待ってくれているファンのみんな、ライブに関わってくれてる人たち、メンバーのみんな。
色んな人に申し訳ない気持ちはあるけれど、今の心と体の状態でステージに上がることはどうしてもできなかった。
とにかく焦ってばかりだった俺の気持ちは、大きなものを1つ諦めたことで逆に少し落ち着いてきた。勝手で申し訳ないけど、やっと笑う余裕が出てきたなって思う。
トラジャのかっこいいパフォーマンスをじっくり見たり、MCに笑ったり。やっぱりライブはいいなって気持ちと、いつになったら戻れるだろうって気持ちを抱えながら、俺は舞台裏のモニターの前に座り続けた。
宮「それでは次が最後の曲………って、あら？」
倉「あらら？(笑)」
最後の最後で急にみんなの様子がおかしくなって、思わずモニターに顔を近づける。「これは、しめ喜ぶわ」と海人の声が聞こえて、モニターの画面が切り替わった。
龍「わぁ…！」
モニターが、ピンクで埋め尽くされる。客席のペンライトが、残らずピンクの光を灯していた。
如「みんな、しめちゃんに会いたいよね。」
宮「大丈夫ですよ、しめはずっと大事な仲間ですからね。」
ステージで、お客さんに言っている言葉なのに、まるでみんなが隣で声をかけてくれてるみたいに聞こえる。
ステージに上がる準備ができていない自分は、やっぱり許せない。またステージに立つって約束を先延ばしにした自分も、弱った体も心も傷跡も、本当は全部嫌だ。
でも。そんな俺でも、こんなに愛してくれる人たちがいる。そのことだけはちゃんと抱きしめないといけないと、そう思った。
龍「っ…、」
こらえきれなくなった涙が、モニターの光をにじませる。
泣きながら自分を抱きしめる俺の目の前で、ピンクに染まった光の海がきらきらと揺らいでいた。
「光の海」fin.
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (
レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは！リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです！よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2022年10月16日 19時
