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Side如恵留
如「…海人の姿を見て、ショックを受けてしまったのかもしれません。」
言い訳がましくつぶやいた俺の言葉に、看護師さんが「そうですか」と穏やかにうなずく。新しいズボンをはいた元太は、俺の膝の上で眠っていた。
如「…本当に、すいません。」
龍「そんな、謝ることじゃないですよ。」
声のトーンを穏やかに保ちながらも、その人はテキパキとモニターのチェックをしたり、忙しく動き回っている。俺はその様子をぼんやりと見ていた。
龍「僕、七五三掛っていいます。」
如「…へ、」
龍「何かありましたら、お声がけくださいね。」
ああ、定型の挨拶か、と納得しながら、海人のそばを離れていく七五三掛さんの背中を見送る。でも、数歩歩いたところでその足はピタッと止まった。
龍「…お父さん、今おいくつですか?」
如「え?……30、ですけど。」
龍「じゃあ、俺と3つしか違わないんだ。すごいですね、2人のお子さん育ててるなんて。」
この状況で、なんでそんなことを言うんだ。
立ち上がって怒鳴りたい気持ちだったのに、体に力が入らない。俺は震える手で顔を覆うことしかできなかった。
如「……すごいわけ、ないじゃないですか。俺、公園で居眠りしたんですよ?俺のせいで、俺が目を離したから、この子は、こんなことにっ…!」
龍「お父さん、それは」
如「母親もいない。満足に遊んでもやれない。こんな父親、」
龍「…っ如恵留さん!」
名前を呼ばれて、一瞬息が止まる。下の名前で呼ばれるなんて、いつ以来だろう。顔から両手を離すと、七五三掛さんが真っすぐに俺の目を見ていた。
龍「自分を責めるなとか、そんな無茶なことは言いません。でも、今までの時間まで否定しちゃダメです。」
両肩に、手が置かれる。骨ばった、力強い手。
龍「人生の大事な時間、必死に捧げてきたんじゃないですか?子供たちに、向き合ってきたんじゃないですか?そのことまで否定したら、この子たちの今日までの人生も否定してしまいます…!」
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは!リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです!よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさと | 作成日時:2022年10月16日 19時